近年急激に増えたプログラミングスクール。プログラマーに転職するために利用を検討している人も多いのではないでしょうか。
一方で世間では「プログラミングスクールは意味がない。」という意見も見られます。
それなりの出費になるプログラミングスクール。失敗したり、通ってみて意味がなかったという事態は避けたいですよね。
今回は、国内唯一のiOSエンジニア専門のオンラインプログラミングスクールである「iOSアカデミア」より、なぜプログラミングスクールは意味がないと言われるのか。また、どんな人にプログラミングスクールは意味があり、通うべきなのかについて解説します。
プログラミングスクールを検討中の方だけでなく、すでに利用を決めた方にとっても大切な内容になりますので、是非最後までご覧ください。
プログラミングスクールは意味がないと言われるのはなぜか
そもそも、なぜプログラミングスクールは意味がないという意見があるのでしょうか。
結論から言えば、「意味がある人も、ない人もいるから。」になります。
世の中には、ダイエットを目的に数十万円支払うサービスがあります。理屈だけで言えば、ダイエットはプログラミングよりやるべきことはシンプルです。
摂取カロリー<消費カロリーにすれば、誰でも確実に痩せることはわかっているのに、それだけのお金を払うサービスが成立しているわけです。
自分で食事内容や運動などをコントロールできる人には意味のないサービスですし、それができない人には意味があると言えるでしょう。
では、プログラミングスクールの場合に「意味がない」パターンを見てみましょう。
プログラミングを独学で学べた人は意味がないという意見になる
プログラミングスクールを検討している人なら、「プログラミングは誰でもできる」、「プログラミングは独学で習得できる」と話すインフルエンサーを見たことがあるのではないでしょうか。
英語学校に通わずとも英語を習得する人が稀にいるように、プログラミングも独学で習得する人も一部存在します。
こういった方々は、もともとITやプログラミングに興味が高く、「プログラミングという作業自体が好き」という方が多い傾向にあります。
人は自分の経験から話すものです。好きでやっているうちに覚えてしまう人からすれば、プログラミングスクールは意味がないという意見になるのでしょう。
プログラミングスクールVS独学を徹底比較
では実際にプログラミングスクールで学ぶ場合と、独学で学ぶ場合を比較してみましょう。
時間コスト・金銭コスト・メンタル面で比較していきます。事前に比較をした上で、自分にとってプログラミングスクールが必要かどうかを判断しましょう。
ここでは、「iOSアカデミア」で学ぶ場合と、実際に独学でエンジニアになったiOSアカデミア創業者(山田)のケースを比較していきます。
時間コストを比較
まず、プログラミングスクールの場合に必要な期間を見てみましょう。iOSアカデミアの卒業生の実績では約4ヶ月。学習時間にして200~400時間になります。
それに対して、山田が要した期間は1年間。学習時間では600~800時間です。
後にプログラミングスクールを創業するような人物ですら、期間も学習時間も2~3倍程度の差がでます。
同じ言語を学習するのにこれだけの差が出る理由としては、
- 体系的なロードマップの有無
- 壁にぶつかった時の解決スピード
が大きなものになります。
独学では暗中模索になりがちで、「何をすれば良いのか」を考える時間が長くなってしまいます。途方に暮れてしまうことも多々あるでしょう。
プログラミング学習はエラーと解決の繰り返しですが、1つのエラーの解決に数日かかることも。
こういった時間の積み重ねが、数倍もの差に繋がります。
金銭コストを比較
iOSアカデミアはオンラインスクールであるメリットを活かし、高いコストパフォーマンスを実現しています。とはいえ、当然独学よりは高額になりますし、一般的な買い物に比較すると高額の部類に入るでしょう。
具体的に金額を比較していきます。
プログラミングスクール :約40万円
独学 :約1万円
(パソコンやその他の費用は除く)
独学の場合にかかる費用は書籍や動画教材程度です。書籍は必須ではありませんし、YouTubeには無料のコンテンツもあります。
理論的には費用ゼロでの習得も可能な独学は、金銭的には有利になります。
メンタル面を比較
プログラミング学習で非常に重要なのがメンタル、モチベーションの管理です。
暗中模索になりがちなプログラミング学習の挫折率は非常に高く、iOSアカデミアが独自に行ったアンケートではなんと86%に登りました。
(参考記事:【プログラミングで挫折しない秘訣】先輩300人へのアンケートをもとに解説)
そのメンタル面では、
プログラミングスクール :講師がサポートしてくれる。
独学 :メンタルを保つのが難しい。
とにかくわからないことだらけのプログラミング学習です。進めていく中で、メンタル面も含めてサポートをしてもらえるプログラミングスクールは非常に有利です。
「わからないことをすぐ聞ける」ことや、「エラーを実際に見てもらえる」こともメンタルにとても良いことですし、どんどん進んでいくことでモチベーションも上がります。
メンタル面については、プログラミングスクールが大きく有利と言えるでしょう。
独学に向いているのはこんな人
逆に、独学に向いている人の特徴を見ていきましょう。
塾や予備校に行かずとも有名大学に合格してしまう人も一定の割合で存在しますよね。そういった人たちは、むしろ自分のペースで進められる独学のほうが向いている場合もあります。
金銭コストをかけたくない
やはりまずでてくるのは、金銭的なコストです。
iOSアカデミアの約40万円は他社のiOSアプリ開発コースに比べるとかなり割安ですが、単純に40万円という金額を見ると小さいものではありませんよね。
プログラミングスクールの費用はある意味で「時間を買う」お金です。
お金をかける代わりに時間を費やせるのであれば、独学も良い選択肢になるでしょう。
個人でコツコツ学習できる
誰にも言われずとも、自分で自分を律してコツコツ学習を継続できる人も独学で習得できる可能性があります。
「数日間同じエラーに悩まされても、諦めずにひたすら調べ続けられる。」や、「理解できない概念を、理解できるまで反復学習する。」といったことが必要になります。
精神的なタフさや、時間、地頭の良さを持ち合わせている人にとっては、独学も良いかもしれません。
プログラミングスクールに向いているのはこんな人
では、具体的にどんな人がプログラミングスクールに向いているのか見ていきましょう。
プログラミングスクールにも独学にもそれぞれ良い点がありますし、向いていない人に無理に利用をオススメするものでもありません。
自分にとっての最適解を見極めることが重要です。
スキルを早く取得したい
習得にかかる時間を大幅に短縮できるプログラミングスクールは、急いでスキルを身に着けたい人に向いています。
特に就職を考えている人の場合は、時間の短縮は早く働き出せることに繋がります。将来の収入がその分増えますので、プログラミングスクールにかかる費用は、回収可能な投資とも言えます。
メンタル面をサポートしてほしい
1人でやりきる自信がない方にもプログラミングスクールはオススメです。
ダイエットや英会話、楽器演奏など今まで自分一人で成し遂げたことがない人、途中で諦めてしまいがちな人なども該当するでしょう。
1人でやりきれないというのは恥ずかしいことではありませんし、むしろプログラミング学習においてはほとんどの人がこちら側です。
プログラミングスクールでは、講師にわからない点をすぐ聞けるので、挫折しにくい環境が整っています。適切なサポートを得ることでやりきれるならば、積極的に利用するべきでしょう。
失敗しないプログラミングスクールの選び方
最後に、ここまで読んで「自分にはプログラミングスクールが必要だな。」と感じた方向けに、プログラミングスクールの選び方を解説します。
プログラミングスクールの利用が決まったからと言って、どこでも良いわけではありません。しっかり自分に合うプログラミングスクールを見極めましょう。
興味が持てるカリキュラム・言語を扱っている
自分が興味があること、やりたいことを扱っているプログラミングスクールであることが重要です。
スマホアプリを作りたいのにPHPを学んでも意味がありませんし、その逆も然り。
しっかり自分のやりたいこと、興味があることを見極めてから選びましょう。
複数個所の無料個別相談に参加してみる
初心者が、プログラミングスクールの良し悪しを判断するのは簡単ではありません。
多くのプログラミングスクールでは、無料個別相談を実施していますので、できれば複数のスクールで相談をしてみましょう。
それぞれの雰囲気も分かりますし、複数と話すことで自分でも比較できるようになります。
強引な勧誘をされるスクールは避けたほうがいい
今回の記事でお伝えした通り、プログラミングスクールには向き不向きがあります。
にも関わらず、強引に入会を勧めてくるプログラミングスクールは避けたほうが良いでしょう。
向いていない人にまで無理に入会を勧めるスクールが、受講生を第一に考えたカリキュラムを作れるとは考えにくいからです。
iOSアカデミアでは無料個別相談実施中
今回は「プログラミングスクールは意味がない」について、実例を交えてご紹介しました。
「意味がない」と断言できる人も確かにいますが、多くの人にとってプログラミングスクールの利用は有利に働きます。運転免許を取得するときのように、適切な環境で学習することが最も効率的です。
今回の内容はあらゆる言語のプログラミングスクールについて共通しますが、やりたい分野が決まっていない場合はiOSアプリ開発がオススメです。
市場に対して最も供給が不足しているiOSエンジニアは、最も高収入が狙いやすい職種と言えます。
今なら現役エンジニアが無料相談を受け付けていますので、iOSエンジニアに興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
監修者
-
エンジニア経験0の状態から1年間独学で勉強して独立
さまざまなiOSアプリの開発に携わる
2021年6月にiOS専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」を開校。iOSエンジニアを目指す人のサポートにも力を入れています