【2022年最新】SwiftとFlutterどちらを学べばいい?
注目度が上がり続けるスマホアプリエンジニア。毎日使う身近なものだけに、スマホアプリ開発に興味を持つ人も増えています。
日本国内のスマホのシェアはiPhone(iOS)が第1位です。諸外国に比べて、日本人はより多くiOSアプリを使っていることになります。
(参考記事:Mobile Operating System Market Share Japan)
iOSアプリを作るためのプログラミング言語はSwift。iOSアプリを作るならSwiftを学習すれば良いのですが、一方でAndroidスマホのシェアも伸びてきています。
そこで登場するのがFlutter。一つの言語でiOSアプリもAndroidアプリも同時に作れるというプラットフォームです。
ここだけ聞くとFlutterを学ぶほうが効率が良さそうですが、実際のところはどうなのでしょうか。
今回は国内唯一のiOSエンジニア専門のプログラミングスクール「iOSアカデミア」より、SwiftとFlutterのメリットや、どんな人におすすめなのか、今後の展望を解説します。
「学ぶ言語を間違えた。」という失敗を避けるためにも、是非最後までご覧ください。
Swiftを学ぶメリット
まずはSwiftのメリットから見ていきましょう。
そもそもSwiftはiOSアプリを作るために開発された言語です。こういった言語はネイティブ言語と呼ばれ、基本の言語になります。
iOSアプリに関するすべての機能を実装できる
Swiftはネイティブ言語ですから、iOSアプリに関わる全ての機能を実装・使用することができます。
世の中でリリースされているiOSアプリで使われている技術は、理論上全て使えるということになります。
一方Flutterは機能によって実装できないものもあり、一定の制限の中で開発することになります。
案件数が多い
実際に開発されているiOSアプリのプロジェクトを見てみると、まだまだSwiftで開発している案件の方が多いのが実状です。
スマホアプリは作って終わりではありません。ユーザーからの要望に合わせて改善も必要になりますし、機能の追加を含めたアップデートも必要になります。
こういった場面でFlutterでの機能の制限が問題になることもあり得ることから、今後もSwiftの案件の方が多い状況は続くと考えられます。
Flutterを学ぶメリット
FlutterはGoogleがリリースしたプラットフォームです。Dartという言語を使って開発します。
まだ一般的によく知られているとはいえないツールですので、特徴とメリットを見ていきましょう。
iOSとAndroid両方のアプリが開発できる
Flutterの最大の特徴はiOS、Androidのアプリを同時に開発できるということです。
iOSもAndroidも、ユーザーとして見比べるとほとんど同じように見えるアプリ画面ですが、中身は全く違います。
どうしてもiOSとAndroid両方のリリースする必要がある場合はFlutterを使うメリットがあるでしょう。
開発コストが下がりやすい
一つの言語で2つのアプリを同時に開発できるということは、工数を減らせるということです。
iOS、Androidそれぞれにエンジニアを配置して別々に開発すると、単純に2倍とは言わないものの、かなりのコストがかかります。
Flutterを利用することで1つのチームで両方のアプリを開発出来ますので、コストダウンが期待できます。
Swiftはこんな人におすすめ
それぞれのメリットを見てきましたが、具体的にはどんな人に、どちらがおすすめなのかを見ていきます。
自分の目的や作りたい物、入りたい会社などから逆算していくことで、自分に合ったツールが見えてきます。
iOSアプリを作りたい
iOSアプリだけを作りたい場合は、Swift一択です。
iOSアプリの全ての機能を使えますし、Flutterを使ってもあまりメリットがありません。
個人でiOSアプリを開発する場合、エンジニアとしてiOSアプリをメインにキャリアを積んでいきたい人はSwiftを学びましょう。
アプリエンジニアとして活躍したい
特にiOSでもAndroidでも構わないが、スマホアプリエンジニアとして活躍したいという人にもSwiftがオススメです。
日本国内においてはiOSアプリ開発案件の方が多いため、経験を積みやすいですし、受注もしやすいと言えます。
エンジニアは様々なアプリ開発に関わることで成長していきますので、案件の母数が大きいことは非常に重要なポイントになります。
Flutterはこんな人におすすめ
ネイティブ言語であるSwiftの方が優位に見えてしまうかもしれませんが、FlutterもITエンジニア界隈で注目を集めています。
どんな人に向いているのでしょうか。
iOSとAndroid両方のアプリを作りたい
限られたリソースでiOS、Android両方のアプリを作る必要がある場合にFlutterは真価を発揮します。
特に初心者の場合は、それぞれの開発を勉強している時間的余裕は無いでしょう。Flutterを使うことで目的達成が可能になります。
受託会社 or Flutterを採用している会社に入りたい
顧客により安価でアプリ開発を提供するため、Flutterはアプリ受託会社で採用されることが多く見られます。
受託会社で働きたい、もしくは入社したい会社でFlutterが使われている場合にはFlutterを学ぶ優位性が出て来ます。
SwiftとFlutterの今後について
スマホアプリ開発に限らず、IT業界は非常に変化のスピードが速い世界です。今後どういった方向に進んでいくかを考えておくことも非常に重要になります。
今回はiOSアカデミア創業者「ヤマタク」の見地から、今後の展望を解説していきます。
Swift・Flutterの需要は伸びる
需要自体は両方とも伸びると考えられます。
世の中のスマホファーストへのシフトは止まりません。また、世界的に見ると比較的可処分所得が高い上に、割賦販売が浸透している日本でiPhoneのシェアが急激に下がることも考えにくいでしょう。
今後出てくる新規開発のアプリはもちろん、既存のサービスのiOSアプリへの展開も含めて、需要全体が伸びていきます。
結果として、SwiftもFlutterも双方の需要が伸びていくと考えられます。
Flutterのデメリットを考慮する必要がある
Flutterのデメリットをきちんと把握しておくことも重要です。
安く作れるからとFlutterで作ったものの、改善や修正で機能制限の問題に突き当たることも考えられます。
最悪Swiftで作り直すということにでもなれば、結果的により高くつくということもあり得るでしょう。
どんな制限があり、本当にそのアプリにとってFlutterが適切なのかを事前に見極めることが重要です。
また、現状においてFlutterを使えるエンジニアのほとんどは、他の言語をすでにマスターしているエンジニアです。
Flutter専門のエンジニアはほとんどいないことも、ポイントとして押さえておきましょう。
Swiftを学びたいならiOSアカデミア
今回はSwiftとFlutterのメリットや、どんな人におすすめか、そして今後の展望を解説しました。
習得すべきスキルはそれぞれの状況や志向によりますので、自分がどうしたいのかをしっかり考えた上で決めましょう。
もし今やりたいことや、作りたい物が具体的に決まっていないのなら、Swiftがおすすめです。
やはりiPhoneのシェアが高い日本において、iOSアプリ開発に特化したエンジニアの存在は貴重です。実際にまだまだiOSエンジニアは不足しており、まさに今が狙い目と言えるでしょう。
そしてiOSエンジニアを目指すなら、iOSアカデミアがおすすめです。
プログラミング学習はもともと挫折率の高いものですが、iOSに関連する情報は特に少ないので独学は容易ではありません。
iOSアカデミアでは、わかりやすい学習カリキュラムはもちろん、「エンジニア転職プラン」もご用意しており、徹底的にサポートしています。
iOSアカデミアの講師は全員が受講生の専属であり、現役のプロエンジニアです。
意外に思われるかもしれませんが、プログラミングスクールの講師が現役のエンジニアであることはあまり多くありません。
プロが最後まで伴走するiOSアカデミアで是非転職を勝ち取ってください。
今なら現役エンジニアが無料相談を受け付けていますので、iOSエンジニアに興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
監修者
-
エンジニア経験0の状態から1年間独学で勉強して独立
さまざまなiOSアプリの開発に携わる
2021年6月にiOS専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」を開校。iOSエンジニアを目指す人のサポートにも力を入れています
最新記事
日本で唯一のiOSエンジニア専門スクール「iOSアカデミア」では、iOSエンジニアになるためのノウハウを完備!
現役エンジニアが受講生のスキル・メンタルをマンツーマンでサポートするほか、就職までのロードマップも用意しているので、未経験者でも安心して学習していただけます。
未経験からiOSエンジニアになった卒業生もたくさんいますので、興味のある方はぜひ一度無料個別相談を受けてください!