iOSアプリ開発も「体験してみないと分からない」!元パイロットiOSエンジニアS.Nさんに学ぶ、天職の見つけ方
「iOSエンジニア」に限らず、「エンジニア」は、異業種の出身者が絶えない職種でもあります。その中でも今回は「元パイロット」という異色の職歴を持ち、現在は個人事業主としてiOSアプリ開発を行うiOSエンジニア「S.Nさん」がご登場。プログラミング経験ゼロからiOSアプリ開発にチャレンジし、超スピードで独立するに至った経緯や、その生き方について詳しく伺ってみました。
プロフィール
S.N(仮名)以下「S.Nさん」
1990年生まれの元航空自衛隊パイロット。その後貿易関係の中小企業へと転職した後に、プログラミングを学び、IT系ベンチャー企業に正社員のiOSエンジニアとしてご就業。2020年1月から7月までinit株式会社(※)へ在籍した後、個人事業主として独立され、現在に至ります。
(※)…init株式会社は、2021年度よりiOS専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」を開講予定。S.Nさんは当社と関わりのある現役iOSエンジニアとしてスクール生の方にとっては貴重な「先輩」かもしれません。
インタビュワー
個人事業主iOSエンジニア1年目の実態とは?
ぶっちゃけ個人事業主ってどうなの!?
―――2020年より個人事業主として独立されたS.Nさん。現在のお仕事状況について伺えますか?
はい、今は個人事業主として、企業との個別契約でメイン1本、サブ1、2本くらいでプロジェクトを受けています。メインは月~金曜ベースで普通の会社員さんと同じような勤務体系ですね。
規模としても急成長していらっしゃる企業さんで、IoT関連のプロジェクトを担当しています。最近ちょくちょく出回っている「スマートロック」的なものにフォーカスしていて…「スマートロック」は今だいぶ増えてきています。
僕が以前の所属先で使っていたコワーキングスペースも、スマートロック使ってましたからね。エンジニアだと、こういうホットな技術に寄りそうプロジェクトに参画する機会多いかなって思います。Web系やネイティブ系だととくに。
―――以前は企業でお勤めも。個人事業主になってみてどうですか?
個人的には楽しいですね。僕、割と公務員畑を歩んできたので…公務員だと、与えられた仕事をとりあえずやっておけばよかったんです。ただ自分の選択権があまりないなと感じていました。
それと比較すると、個人事業主ってすべて自分の責任でやらないといけなくて、「公私混同」みたいになります。やるもやらないも自由。だからやりがいがあるなって思いますね。
プロジェクトも、今は自分の経験がそこまで豊富じゃないので、ある程度信用を得るためには、依頼されたものがあれば受けさせてもらうスタンスですが、それでも多少は選べるなって感じるので。
個人事業主の魅力と課題
―――個人事業主としてのiOSエンジニアの楽しさについて、ワークスタイル以外の面はどうですか?
やっぱり、今まで自分が触れてこなかった技術にも触れられるのが面白いですね。新しい発見があります。
Swiftなどのプログラミング言語、Flutterなどのフレームワークといったいわゆる”ツール”に対して、たとえばブロックチェーンやスマートロックといった”プロジェクト自体の技術”に触れられる面白さがあります。
僕のような新しいモノ好きとしては、知的好奇心をくすぶられますし、自分の興味のあるものを追っていけるなっていうのは(もちろんタイミングにもますけど)うれしいなって感じます。まぁ、飽き性でもあるんですけど…(笑)
―――「個人事業主」というお立場上、直接お仕事を得るためでなくとも、日頃からネットワークを構築しておくことはやはり必要でしょうか?
そこ、今僕も悩ましいなって思うところなんですよね!個人的には、飲みが好きなので、そこで仲良くなった方とは定期的に連絡を取るようにしたりはしています。
―――コミュ力の塊じゃないですか…!
いやいや、全くそんなことないです、酒に頼ってる感じです(笑)相手が飲み好きじゃなかったり、逆に仲良くなれないかもって不安もありますしね。結局「人間」なのでね(笑)論理よりも感情の方が大事だなって思うことはありますね…
コロナ禍のニューノーマルを生きる
―――参入するプロジェクトはどのように選んでいるのですか?
僕はiOSメインのエンジニアなので、基本的にはiOSのプロジェクトであることが前提で、今のメインプロジェクトは「IoTに興味があった」ことで選びました。他にもブロックチェーンとか、その時新しい技術に興味がある場合そちらで探してみたりします。
プロジェクトや開発されるプロダクトの内容で問題がなければ、次は働き方で、例えばリモートの可否や常駐の必要性とかも大切ですね。僕が今メインで使っているサービスはWantedlyですね。Wantedlyでお声がけいただいて、そのままお受けするときもあります。
【Q】個人事業主ご用達サービス「Wantedly」とは?
Wantedlyは、2012年からウォンテッドリー株式会社によって開始された会社訪問マッチングを行うサービスであり、「ビジネスSNS」の一種です。2021年4月現在、エンジニアや若手社員を含めたおよそ300万人が登録し、37,000社の企業とのマッチングを行っています。
―――昨今の「コロナ禍」や「ニューノーマル」は、iOS界隈に影響を与えていますか?
ワークスタイルの変化は、ポジティブな副作用だと思います。実際iOSエンジニアや他のアプリエンジニアに関しては、既にリモートワークが浸透しています。なのでエンジニアに限らずリモート化する仕事が多くなることは、世の中の仕事の選択肢が増えたということで、滅茶苦茶良いことだと思います。
それでうまくいっていない部分も沢山ありますが、それを埋めるものとして、世の中でもITの重大さがより理解されつつあるのも感じています。データとして見ているわけじゃないですが、受注するプログラムも増えているように感じます。
パイロットだけじゃない。iOSエンジニアへの異色の経歴が面白すぎる
防衛大着校、だがしかし…
―――iOSエンジニアになった経緯についても伺いたいです。元々パイロットでいらっしゃったんですよね?
それも経緯は長いです。(笑)
まず、防衛大からパイロットになったわけではなく…。そもそも高校卒業して防衛大に入学する流れで、4月1日に「着校」してから1週間ぐらいオリエンテーション期間があるんです。そこで後輩が先輩にしごかれる様子を見て、本当に防衛大に入学するかどうかを決める期間なんですけど…そこで僕は、「あ、ムリこれ、やめよう」ってなったんですね。(笑)性格的にムリなんで。
それで、予定していた入学を取りやめて、そこからでも入れる専門学校を探して入学しました。そのあと2年次で大学に編入して…なので実質大学には3年しか通ってないです。
―――そうだったんですね。専門学校では情報系のご専攻だったんですか?
いや、専門学校も大学も法律系です(笑)
―――全然違う!法学というとむしろ、文系学部の権威のような…
いやいや、僕の場合全然そんなことなかったです(笑)私立文系の学生は、個人的には、遊ぼうと思えばいくらでも遊べるし勉強しようと思えばできるんです。なのでぼくは学生時代はひたすらバイトバイトって感じでした。いや、ほんと大学は勿体ないことしたなって今は思います…(笑)
航空管制官から夢の「パイロット」に!そして…
―――では、卒業後はどういう経緯でパイロットに?
元々パイロットにはなりたかったので、大学卒業後試験を受けました。パイロットはだめだったんですが、その関連で「航空管制官」って仕事も受けて受かって。そこで管制官をやりました。
2年くらい経ったので、管制官の経験もあるし、と思って、やっぱりパイロットの仕事やりたかったので、もう一度受けました。ただ、民間の会社では「身体検査」で落ちちゃったんですよね。パイロットでの「身体検査」って鬼門らしく、バッサリ切られるんです。落ちたとしてもその原因も教えて貰えないですし、身体検査で落ちるっていうのはもう、今後受かる見込みも薄い。だから民間も無理か…となり、自衛隊のパイロットコースを受けたら今度はこっちは通りました。
なので、「また結局自衛隊にはいるのか…」と思いつつもそのままコースに入って、2年ほどたったところで、初フライトとして初めて、一人で飛行機に乗ったんですね。
―――すごい道のりですね…!
はい。そこで、「あ、これ…俺、ムリだな」ってなったんです(笑)
―――!?せっかくなれたのに!(笑)
飛行機って乗るとき滅茶苦茶手順が沢山あるんですよ。自動車を思い出してもらうと分かると思うんですけど、例えば車なら、周り確認して、ブレーキ踏みながらパーキングつけてエンジン掛けて…みたいな一連の手順があるじゃないですか。飛行機はそれの50倍くらいの数の手順があります。
―――やばいですね…
それを全て完全にやらないと死ぬよ?って話で…しかも、紙も何も見ずに空で、かつ迅速にやれるようにならないとだめで、結構アスリート色が強いんですよね。興味あったらYouTubeでもあると思うんで見てみてください…(笑)自分は基本的に頭の回転が早くないんで、結構じっくり考えたいタイプなんですよね。
アスリートっぽい動きとかかなり苦手なんで、これ一生の仕事にはできないし、続けることを考えると「これやってたら死ぬな…」って思ったんです。しかも、訓練の時は背後に教官が居るので、こちらも安心して操縦できるんですけど、初のソロフライトの時はもう…「俺これ…サボっちゃうな」って(笑)
―――いやいやいや(笑)失礼ながら面白すぎます(笑)
「死ぬ死ぬ死ぬ」って思いました。こんな自分が国防なんて担えないなって…(笑)
―――でも、パイロットで亡くなる方は実際多そうですよね。
居ます。教官の同期でも、亡くなってる人の話とか話題に上がるんで、全然あり得るんですよね。…なので、僕は、そこは逃げ出しました。
怒涛の転向!iOSエンジニアの道へ
―――パイロットがそんな恐ろしい世界だとは知りませんでした…それから業種を転向されたのですか?
自分がそれまでパイロット以外で興味があったのがITだったので、そちらに転向しようと思いました。
思い返すと管制官をやっている時、当時の同期で滅茶苦茶デキるやつがいたんですね。彼は管制官なのにiOSアプリとか作ってたんです。管制官なので仕事では飛行機に指示出すんですけど、飛んでいる飛行機の飛行速度とか、自分が指示を出した時からどのくらいの距離を移動してるかとかを、マップで示せたりするアプリを作ってたんですね。「すごいなこいつ!」ってなって。
その辺りから、プログラミングに興味が湧いては居たんです。なので、実際自分にパイロットの道が断たれた時、第一に出てきたのが「エンジニア」の道でした。最初は、ITと同じくらい、ビジネスを知る意味では商社にも興味があったので、転職エージェント使って2つを受けて、最初に内定を貰ったのが商社だったので、一旦そちらに行きました。行ってから、「やっぱ違うな」って(笑)
―――だんだんわかってきました(笑)S.Nさんにとって、「実感」が一番説得力を持つんですね。
そうなんですよね、想像力がないんで(笑)体験してみないと分からないんですよ。やってみてから「ダメだな」って。商社については全然ダメでした。自分の興味の対象じゃないことがわかりました。
―――そこからはエンジニアの道に?
はい。次の会社では半年ほど保守的なことをした後開発系に移って。1年間はiOSアプリ開発をしました。
―――待ってください、展開が早すぎます。半年でiOSアプリ開発デビューは超スピードでは?
半年間の保守のあと、最初iOSアプリ開発に入ったときの上司が結構イケイケな感じの人で、「お前書いちゃえばいいじゃん!やってみなよ!」みたいな感じだったんですよね。
僕の他に社長ともう一人、全部で3人の出来立てほやほやの滅茶苦茶小さい会社で、受注する仕事も会社単位で言うと滅茶苦茶小規模でした。なので、開発をやってみたい、みたいなニュアンスを伝えたら「とりあえず作りなよ!」というノリで…なので、開発には、本当にとりあえず着手してみた感じでした。
―――プログラミングの勉強はどのように進められたんですか?
最初プログラミングの勉強は、保守系の仕事をしている間に週1回スクールに通いました。大きなところじゃなくて、所属する会社を通して紹介してもらったんです。半年くらい通ったかな…
―――いや、滅茶苦茶速いですよそれ…
平日は、無料とか月500円、1,000円くらいで安く学べるサイトや、プログラミング教材が置いてあるサイトを使ったり、基本、勉強、勉強って感じでした。
最初プログラミングを始めたときは、iOSではなくPythonっていう言語からでした。ただ、次に行った開発の会社では元々社長がiOSアプリ開発をバリバリやってらした方で、「ウチだったら、Webよりアプリですけど」と聞いて…じゃあそれやります、と。iOSアプリ開発に進んだのはその影響ですね。
その会社には1年ほど居たんですけど、やっていくうちに、動くアプリ自体は作れてるものの「自分たちの設計は周りから見てどういう感じなんだろう?」「そもそも詳しいプログラムの書き方ってどんなんだろう?」「視野を広げないとな」…ってなって。MENTAってサービスを見て「この人いいんじゃない?」って思ったのが山田(init株式会社の代表取締役)でした(笑)その縁でinit株式会社に参画して、半年ほど入社していました。
【Q】オンラインメンターサービス「MENTA」とは?
『「MENTA」は2018年にサービスを開始し、「教えたい人」と「学びたい人」をオンラインでマッチングするオンラインメンターサービスです。現在約19,000人が利用しており、メンターは約1,500人登録しています。
メンターの大半はエンジニアで、プログラミングスクールより安価で気軽にプログラミングを完全非対面で学ぶことができる点で支持されており、口コミベースにもかかわらず2020年の流通総額は平均110%の月次成長率で拡大し、2020年9月時点の月間流通額は2,000万円を超えています。』
(引用:オンラインメンターサービス「MENTA」の運営会社をグループ化 _ ランサーズ株式会社コーポレートサイト (Lancers,Inc.))
―――ちなみに、init株式会社の代表取締役であるヤマタクさん(山田卓氏)、当プラットフォームを介してこれまで130名以上を対象にマンツーマンでプログラミングを指導していらしたご実績をお持ちのベテランメンターです!
新たなスタートをきった今、将来の展望は?
PythonからiOSへの転向も正解だった
―――根本的ですが、PythonとiOSではやはり全く違いますよね?
iOSはやっぱりPythonとは全然違いましたね。Pythonでは、Webでフレームワーク使ってフロント側やページデザインに沿って構築するというよりもむしろバックエンド側、データのやり取りをする部分を作っていたので…逆に近いです。iOSアプリ開発は、基本フロントがメインの感じがします。
バックエンドとやり取りする部分も作りますが、やっぱり全然分野が違うし、そもそもWebとアプリでは作り方も全然違いますね。今良い具合にトントンプロジェクトが頂けているので、こちらに転向して良かったなって思います。
―――iOSアプリ開発やiOSエンジニアリングは、他と比較してどのように強いでしょうか?また、どのような開発に携わっていらっしゃいましたか?
日本での携帯のシェアはiPhoneが半数以上です。なのでまずiOSというのが強者。Swiftももちろん使いますが、やはりネイティブが強くて、完全に市民権を得られているなと感じます。
iOSアプリ開発は、最初init株式会社では僕は副業として携わっていました。一つ目は自社の食事管理のiOSアプリ開発。リファクタリングなどを担当していましたね。自社のiOSアプリ開発を終えた後は、正社員として、動画を使った教育系アプリの開発も行いました。
個人事業主として、キャリアを模索し続ける大切さ
―――在社期間半年ほどで早くも独立されましたが、個人事業主になったきっかけを改めて教えてください。
正直なところ、キャッシュが大きいです。単純に「もっと稼ぎたい」と思いました。
所属している会社で、受託のiOSアプリ開発を終えて、正社員として教育系アプリの開発も終えて、それからは社の方針によってSES(System Engineering Service)、つまり自分たちで仕事を受注して派遣先に行く、というスタイルになりました。
それで、自分の力で案件を探すようになって。実際に探せるようになったし、そのまま開発にも行けるようになって。そうなると、結局自分で全てのことができるので、「申し訳ないけど独立したくなっちゃった」ってなったんですね。
―――どんな時も前向きでやりたいことを追う姿勢が素敵です。今後のキャリアプランはありますか?
今はiOSエンジニアを専門でやっていますし、元々はエンジニアを極めて色んなプロジェクトに携わって知見をためたいと考えていましたが、正直、今後については悩んでいます。技術特化してひたすら専門職側に行くよりも、管理側、経営側に変わっていきたい気持ちもあります。
山田(init株式会社の代表取締役)とか本当に凄いなって思います…精力的に動きますし。僕自身は、人を巻き込むということが苦手なので、そういう対人スキル含め、経営側に行くにあたって課題は多いです。自分でサービスをローンチできるかとか、そうなると自分で何かしらアイデアを出してコンテンツを作らないとだめだなとか…いや、今言ったところ全部苦手な部分なので、本当に悩ましいですね。
与えられた仕事をこなすのは得意だと思うんですけど、自分で発信したり作り出したりってのが苦手なんです。今とくに思いますが、アウトプットはとても大事ですね。自分の存在を知らしめていくには必要不可欠です。たとえば、Twitterで発信したり、エンジニア界隈だと「Qiita」っていうツールで、記事を書いたり自分の作ったものを公開したり…そこでいいものを出せると、どんどん広まっていくというのはありますね。こういうの含め、できることからやっていきます。
―――求心力がおありなので、いざ人を巻き込むときには必要なスキルは他の人がポストを埋めてくれそうな気もします。今後、周囲にどのようなエンジニアが増えてほしいと感じますか?
そうですね、エンジニアとして、たとえばiOSアプリ開発ではiOSだけじゃなく、それ以外の分野にもどんどん興味をもって、積極的に手を広げてお節介を焼ける人かな。自ら「自分やりますよ!」という勢いのある人は、やっぱり成長も速いし、開発には必要なんじゃないかなって思いますね。
僕は結構「現実主義」というか…自分の担当範囲以外のところは時間的にもキツいかな、ってなっちゃって、やっぱりハードワーカーにはなり切れない部分があります。だから、それをできる人はすごいなって思います。
iOSエンジニアを志す人、プログラミングを始める人へ
―――最後に、今後iOSエンジニアを目指す人に向けてアドバイスをお願いします!
エンジニアという立場になって改めて、「iOS」というか、それらのベースを作った人、つまりiPhoneを作った人達本当にすごいなって思います。今、iOSエンジニアに関しては、本当に乗りに乗ってる職種だと思います。
成功するには運も努力もどっちも必要ですけど、まずは自分が興味を持っているなら、やって損はない。なので、ぜひぜひ目指していただけるといいなと思います。昔はエンジニアって、いわゆる「3K(キツい・汚い・危険)」のイメージも強くあったと思うんです。確かに、時と場合、状況によってそういうこともあるけど、たぶん多くの人が想像しているほどの厳しさじゃない。
努力や職場選び次第ですが、定時で帰ったり、自分の時間を持つことも十分できます。あとは、やっぱり時給換算って大事だと思っていて…僕、自衛隊の時時給400円とかだったんですよ(笑)いや、あれは誇りのある仕事だからそういう風に換算するのもどうかと思いますが…それに対して、エンジニアは割が良いですし、冒頭でお話したように、新しい技術に触れられるってところでも面白い仕事だと思います。なので、迷っている人は、ぜひ一歩を踏み出してみて欲しいです。
―――本日は、S.Nさんにしかできないお話を沢山聞かせてくださり、本当にありがとうございました!
ありがとうございました!
インタビューを終えて
S.Nさんのストーリーからはまさに、「終わり」こそ最高の「始まり」の可能性を秘めていると言えるのではないでしょうか。
どんな目標であっても興味のあるところにはまず自ら身を置いてみるという大胆さ、そして、実際に得た評価や実感から目をそらさないという現実的な姿勢とのバランスで、現在個人事業主としてiOSエンジニアのポジションを確立しつつあるS.Nさん。自らの得意分野だけでなく、できない面や苦手な部分も真摯に見つめながら一つ一つの夢と向き合ってきたからこそ、天職でのベストなスタートダッシュをきることができていらっしゃるように感じました。
iOSエンジニアとして技術に特化される未来も、管理・経営側に転向される未来も楽しみです。本日は貴重なお話を頂き、本当にありがとうございました。
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監修者
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エンジニア経験0の状態から1年間独学で勉強して独立
さまざまなiOSアプリの開発に携わる
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