元カレー屋従業員がiOS未経験から半年以内で転職成功した学習方法とは
今回は、元カレー屋さんからiOSエンジニアに転職された祥平さんがご登場です!まったくの異業種から一度はSESへ、それからiOS未経験スタートでiOSアカデミアに入学された祥平さん。iOSアカデミアで学んだ内容や、怒涛のスケジュールのなか初めてのフィールドでもご自身の「やりたい」を大切に日々努力されてきたコツ、これからエンジニアを目指す人へのアドバイスなど、ご経験を元にくわしく伺っていきます!(本インタビュー実施時期:2021年12月)
プロフィール:
祥平(しょうへい):以下「祥平さん
4度のご転職を経て、キャリアの方向転換を決意し、SESへご転職。独学、スクールでプログラミングを学び、iOSアカデミアと出会われました。その後はiOS未経験から半年以内でiOSエンジニアとして転職に見事ご成功!
詳しくは本インタビューで!
インタビュワー
カレー屋からSESへ転職!iOSは未経験から…
―――早速ご紹介しましょう!祥平さんです!本日はよろしくお願いいたします!
2022年1月からiOSエンジニアとして再就職した祥平です。よろしくお願いいたします!
―――祥平さん、まずは自己紹介をお願いできますでしょうか?
はい、昨年12月まではPHPエンジニアとして別の企業にてアルバイト勤務していました。そこからスマホアプリの開発を行うために現在の会社に転職したという流れです。
―――エンジニアになられた時期やIT業界への参入動機はどのようなものでしたか
実は新卒で入社した会社ではカレー屋さんをしていたので、全くの異業種でした。当時はフランチャイズとして独立する目標もありましたが、社員以外のスタッフがほぼアルバイトのみなので数年で辞めていくという教育の難しさややるせなさで苦痛を感じ始め、違う道を模索し始めました。
それから暫くは、やりたいことも見つからずモヤモヤしていましたが、自分自身について考察していくうちに、そういえば昔からゲーム作りに興味があったなということや、高校で電気科を専攻して配線を弄る時も楽しかったことなどを思い出して、じゃあプログラミングにチャレンジしてみよう!と思い立った感じです。
―――元から好きだったところへ立ち返られたんですね。まずはどちらで学ばれましたか?
最初はプログラミングスクールでした。RubyやHTML、CSSなどから学び、その後仕事でもプログラミングに挑戦しようと考えて、SESに転職しました。
ただ、そこではコロナの影響で案件が少なく、1年3ヶ月ほど働く中で10件ほどしか振ってもらえませんでした。また、仕事内容についても、学校でパソコンの初期設定を行ったりと、それこそ配線をいじるようなものが多く、プログラミングは全くできませんでした。
それでもう一度転職して2度目のキャリアチェンジを考えたときに、アプリ作ろう!と思いました。
―――なぜ“iOSの”アプリだったんでしょうか?
昔少しだけSwiftを独学したことがあるんですが、当時は本を使ったのもあり挫折してしまったんです。それで、ちゃんと勉強し直そうと思いました。元々、30代に入るまでには色々好きなことをやろうと考えていたので、思い切って方向を変えようかなと。
iOSについては、単純に、僕自身がAppleの製品が昔からめちゃくちゃ好きだからです。それで、AppStoreに自分のアプリが並ぶって、すごくかっこいいなと思って…笑
―――シンプルな動機、素敵ですね。
iOSアカデミアでの“実務に沿った”学習
―――それまで独学・スクールで学ばれていた祥平さんが、iOSアカデミアを選ばれた理由はなんですか?
プログラミングスクールは横の繋がりも出来てとてもよかったのですが、独学で着手したSwiftについては、一人でやろうとすると怠けてしまったり、仕事の合間に勉強を続けていくスタイルに限界を感じたのが一つです。
某動画教材などもやっていましたが、何をゴールに見据えてどういうことをどこまでやればよいのかといった基準が明確でなかったですし、そんな中で進み続けるのはこの先モチベーションも不安だなと感じているときに、Twitterなどで「MENTA(メンターサービス)」というものがあるのを知りました。
そこでサイト内評価の高さで真っ先に目についたのが、ヤマタクさん(iOSアカデミア創設者)でした。
―――受講を決められた理由についてもお聞かせいただけますか?
まずはこれまでのヤマタクさんのMENTAでの評価の高さと、受講生の方が転職に成功された事例などの紹介が、サービスの質の高さを表していると思いましたし、それで自分のやる気も高まりました。
最終的に受講の決め手になったのは、実際ヤマタクさんとお話してみて、就職までのスケジュールを立てたりロードマップを作製したりする中で、全てに具体的なメンタリングをしていただいて、これなら信用できると感じたことだったと思います。
それまで不安に思っていた“ゴール”を明確にしてもらえましたし、コースの内容も自分に合っていると感じました。あとは、ヤマタクさんが本当にめちゃくちゃ優しかったです(笑)
―――優しさ…とてもわかります(笑)スケジュール作りについて、具体的にどのように建てられましたか?
最初のメンタリングで、「年内に内定を取りたい」という希望をお伝えしたうえで、ご用意いただいたシートに沿って、これくらいの期間を設けてこの内容をやり、毎日これくらいのペースで進めていく…といったところまで決めました。
計画を建てる部分は自分で行い、建てた計画をヤマタクさんに確認してもらい、GOを頂いたという形です。
―――祥平さん主体で、iOSアカデミアがそれをサポートする感じですね。実際開始されてからは、どのように進められましたか?
基本的なスケジュール管理や学習はやはり自分で行ったうえで、出された課題などでコードがわからなかったり詰まったりしたときなどにヤマタクさんに質問して解決するといったスタイルでした。
色々自分なりに工夫してやることなどを細かく的確に褒めて下さったり肯定してくださったりするので、ずっとモチベーション高く頑張れたと思います。
―――学習内容についても教えてください。
コースでは、実務に必要な部分を全て教えて頂いたと思います。Gitの学習や、実際にデータ設計などの仕様書を作る課題もありましたし、あとは、僕自身の作りたかったアプリも実際に開発して、リリースすることができました。
―――とんとん拍子に聞こえてすごいです。受講される中で、特に役立った・成長したと感じる部分はありますか?
まずは、独学時代よりあきらかに綺麗なコードが書けるようになったことです。常々綺麗なコードを書きたいとは考えていましたが、自分一人ではどうすればよいのかわかりませんでした。
iOSアカデミアでは、変数の命名規則、重複を避けた効率の良い書き方などの基礎から細かく指導して頂いたり、たとえばif文などでの比較演算では「一回変数を挟んで書いた方が、何と比較してるかがわかりやすいよ」といった具体的なアドバイスも沢山いただけてありがたかったです。
定期的なビデオメンタリングでは、メソッドや関数のまとめ方や適切な記述量などについても具体的に教えて頂いたことで、コードの書き方が上達して、プログラミングが楽しくなったと思います。
―――熱心に学習された結果ですね。
あと、先の話と少し被りますが、実務に必要な内容を網羅していたことは、エンジニアとして就職するうえでとても有難いなと思います。
アプリを作る、とかコードを書く、といったことだけではなく、仕様書やエンジニアリングのロジックの部分についても勉強させてもらえたのが良かったですね。コースの終わりの時期に転職活動で面談する場面でも、応募先の社長が仕事内容を見てくださって「きみなら一人でも動けそうだね」と言っていただけたときは、自信にも繋がりました。
それから、どんな場面でも大切な「質問力」も鍛えられたと思います。iOSアカデミアでは、質問には専用のフォーマットがあり、項目が9個ほどある中でどういう実装がしたいのか、どこでつまづいているのか、現時点での自分の考察などを埋めて提出する形でした。質問を作る作業を通して、そのような部分も強化できたと思います。
―――学習をすすめる上で大変さを感じる場面はありましたか?
大変…大変…うーん…僕は最初から最後までずっと楽しかったです。僕自身モノ作りがそもそも好きというのもあると思うんですが、iOSアプリ開発に関しては、シンプルにプログラムを書くということ自体が楽しかったです。コードの書き方が綺麗になったことで、この楽しみはますます大きくなったと思います。
―――すごい、鬼に金棒ですね!先ほどのお話に少し立ち返りますが、ご自身でリリースされたアプリについてもこちらでご紹介を頂けますか?
はい。個人開発で「どこでも資格勉強」というアプリをリリースしました。これは名前の通り資格勉強をサポートするアプリで、シンプルで直感的な操作で主に画像を登録して問題に挑戦したり、画像なしで文章問題に挑戦できたりします。
【?】どこでも資格勉強
操作性はシンプルで直感的に操作が可能です。
主に画像を登録して問題に挑戦したり画像なしで文章問題に挑戦できます。
それと全問解答すると採点結果で正誤数と正解率を自動で計算してくれます。
どこでも資格勉強 on the App Store
―――アプリのアイデアはどちらで思いつかれましたか?
SESで働いていたときに資格勉強をする機会が何度かあったのですが、その時に資格の種類に特化することなく、資格勉強それ自体に特化したアプリがあればいいなぁと思ったことがきっかけでした。AppStoreで調べても出てこなかったので、比較的早めにアイデアを固めて開発に踏み切りました。
―――サクサク進んでいて凄いです。お話伺っていて思いますが、祥平さん、総じて色んなアクションが早いですよね!
僕のいいところでもあり悪いところでもあるんですが、よく知らなくてもとりあえず突っ込んじゃうみたいな感じですね。突っ込んだ先で頑張れば良いかなって。iOSアカデミアでも、そうして良かったと思います。
―――就職活動はどのように進められましたか?
コースを学習しているうちから並行して進めていった形ですが、まずこういう風にやりましょう、という大枠をヤマタクさんにご提案頂いて、それに沿いつつ、具体的なリサーチや応募は自分で行いました。
例えば、「1週間で〇件応募しましょう」という目標を決めて頂いて、行動してからその結果を見て、うまくいかなかった部分はブラッシュアップしていこうというような。ヤマタクさんにアドバイス頂いたように、転職エージェントを活用して履歴書やエントリーシートを添削して頂いたりもしました。
―――それで見事ご就職されましたね。本当におめでとうございます!
学びを生かし、今後を見据える
―――まず、新しいご就職先で担当されるお仕事内容について可能な範囲で伺えますでしょうか?
転職先で行うのは、IoTを使用したBluetooth対応のコンシューマー向けレジャーアプリの作成です。具体的なことは入社してから徐々に固めていくと思いますが、Swift開発に集中して取り組む予定です。
最初1,2年は言語に集中したいと考えているので、まさに僕にとってぴったりの環境だと思いますし、まずはここで頑張ってスキルを身に付けたいですね。
―――iOSアカデミアでの学びは今後も生かせそうですか?
コードや業務についての知識などはもちろんですが、“物事への取り組み方”みたいな部分でも生かせるところがあると思っています。
僕は元々楽観的なほうなので、何でも「やればできる」と思ってやる一方、最初の頃のように、ゴールや目標設定で悩むこともありました。だからまずはなにごとも、始めるにあたっては、ちゃんと全てのステップを「細分化」していくことが必要だなということを、学習する中で感じていました。
―――「細分化」ですか。
はい、たとえば“プログラミングを学ぶ”場合、ただテキストを読もう、ただコードを書こうとすると、色々と一気に大きく考えすぎてしまうと思うんですが、まずは一つ一つの行動やステップのレベルまで、どんどん小さく細かく必要な物事を考えていくことが大切だと思います。
どの文法知識を用いて、どういう順番でどこまで記述するのか…といった1行1行を考えていくことで、スムーズにコードが書けたりもするんです。
わからない中で「一旦問題を据え置く」というのも、場合によっては役に立ったりします。その時は思いつかなかったアイデアが後から浮かんだりするので。
―――エンジニアリングでは日々具体的に役立ちそうな学びですね!最後に、iOSアカデミアは、今後祥平さんと似たようなお立場の人にお勧めできるでしょうか。
もうめちゃくちゃおすすめですね。もちろん取り組む人のやる気次第ですが、今から未経験の方がエンジニアを目指すことは十分現実的だと思いますし、その手段としてiOSアカデミアにサポートしてもらうというのは、すごく良いと思います。
iOSアカデミアの魅力はこれまでにお話した通りですが、そもそもiOSエンジニアとしてキャリアをスタートさせる場合、iOS独自の魅力もダイレクトに味わえます。Swiftという言語は学び始めるととても楽しいですし、環境の事情で、一つの知識が別の場面でも活かせるなど、Webと比較してみて独自のやりやすさもあるんです。
最初はわからないことだらけだと思いますが、まずは“わからない”ということ自体も純粋に楽しんでみてください。それが成長のカギになると思います。
また、進むと決めたら、自分なりに目標を持って努力してください。目標があれば、多少躓いたときにも乗り越えられると思いますよ。ぜひ頑張ってみてくださいね。
インタビューを終えて
未経験スタートが信じられないほど、コードへの美意識や実務へのストイックさが伺える祥平さん!難しい局面であっても一つ一つ必要なことを試し、最適解を出される様子がとても素敵です。iOSアカデミアでの学びが今後のエンジニアライフに役立てられることを祈っております!
監修者
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エンジニア経験0の状態から1年間独学で勉強して独立
さまざまなiOSアプリの開発に携わる
2021年6月にiOS専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」を開校。iOSエンジニアを目指す人のサポートにも力を入れています
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