iOSでゲームアプリを作りたい!必要なスキルは?
iPhoneユーザーならiOSアプリを使用する機会は多いかと思います。日々iOSアプリをユーザーとして利用していて、iOSアプリを作ってみたいと考えたことのある方も多いでしょう。
アプリをリリースしてお小遣い稼ぎをしたい人もいれば、趣味としてアプリ開発をしたい、もしくはその両方かもしれません。そこで、まったくのプログラミング初心者がiOSアプリを開発することは可能なのか、どのようなスキルが必要なのか、などについて解説します。
またiOSアプリにはいろいろな種類がありますが、ゲームアプリとそれ以外のアプリで開発手法が大きく異なります。厳密に言えば他のアプリと同様の環境でゲームアプリを開発することも可能なのですが、それは一般的な手法ではありません。
そこでここではiOSアプリの中でも人気のある、ゲームアプリにターゲットを絞って解説します。ゲームアプリとその他のiOSアプリでは開発環境が異なりますが、ゲームアプリ開発の経験は他のiOSアプリを開発するうえでも役立ちます。
プログラミング未経験でもOK
かつてはプログラミングの入り口はWebアプリにすべき、HTMLやCSSから始めるのが良い、といった意見が多かったです。現在もWebアプリから始める選択肢は王道なのですが、それと同時にスマホアプリ開発を入り口にする選択肢も増えています。
理由としては、スマホアプリ開発のツールが充実し、プログラミング環境が整ったからです。iOSが誕生した当初はまだ情報も少なくiOSからプログラミングを始めるハードルはやや高めでしたが、現在はそうではないということです。
そのため、プログラミングの入り口はWebアプリでなければならないという先入観はなくした方が良いでしょう。
では具体的に、どのようなスキルを身に付ければiOSアプリの開発ができるのでしょうか。繰り返しになりますが、ここではiOSアプリの中でもゲームアプリにターゲットを絞っています。
iOSでゲームアプリを作るのに必要なスキル
iOSでゲームアプリを作るのに具体的にどのようなスキルが必要なのか、解説していきます。
ネット検索スキル
このページを見ていただいているのもある意味該当するのですが、ネット検索スキルが重要です。効率的なネット検索の方法などもあるのですが、まずはそういった話ではなく、単純にネットで情報を検索して読み込むスキルということになります。
たとえばiOSでゲームアプリを作るにはどうすれば良いか検索する、そこでわかったことを元に疑問点をさらに検索する、といったスキルを指します。ネットで検索して情報収集するだけなので誰にでもできることですが、当然人によって差は出ます。
ただしITスキルによる差というよりは、文章読解能力ややる気の問題が大きいでしょう。文章読解能力に関しては慣れていくしかないですし、基本的にWebサイトはわかりやすく書かれているのでそこまで必要ありません。
強いて言うなら文章を読むことに慣れていないとサイトを読むのに疲れる、集中力が続かないといったことはあるでしょう。これは慣れとやる気でカバーしていけるので、結局のところはわからないことはしっかり調べる、やる気をもってそれを愚直に継続するといったことが重要です。
iOSでのゲームアプリ開発を始める段階でもネット検索は重要ですが、実際に開発を始めてからも非常に重要なスキルになります。iOSに限らずプログラミングをしていると必ず疑問が出てくるので、これをネット検索で解決しながら作業を進めることがプログラミングと言っても過言ではないでしょう。
ベテランエンジニアでもほぼ例外なくネット検索は使いますし、その比率もかなり大きいです。開発現場でもググるという用語は常に飛び交っているくらいなので、「わからないことがあればネット検索する」「ネット検索すればだいたいのことはなんとかなる」という考えでiOSのゲームアプリ開発に臨んでください。
ネット上にはないエンジニアだけが知っている秘密の情報などはないので、逆に言えばネット検索さえすればほとんどすべての問題を解決できるということです。ただし問題点の見極めや情報の取捨選択などは必要になるので、この辺は実際に作業を進めながら慣れていってください。
プログラミング未経験の方も、「ググりさえすればなんとかなる」というマインドでぜひ頑張ってください。
プログラミングスキル
iOSでゲームアプリを開発するにあたり、プログラミングスキルは必須になります。とはいえ、始めるタイミングでスキルがないことは問題ありません。これから身に付けていけば良いだけです。
上でもご説明した通り今の時代ありがたいことにネット検索すればほとんどの情報が手に入り、それを元に作業を進めればiOSのゲームアプリ開発も進められます。ではなぜ書籍やプログラミングスクールが存在するのかという疑問が出てくるかもしれませんが、それには「情報の質」というポイントがあります。
ネットは情報が豊富であるが故、情報の取捨選択が必ず必要になります。言い換えれば、問題点とは異なる情報に時間と労力を奪われる可能性があります。また情報がまとまっていないので、理解に時間がかかる場合もあるでしょう。
その点書籍やプログラミングスクールはプログラミングを学ぶ人に必要な情報が凝縮されていて、無駄な情報は排除しています。必要な情報に集中して時間と労力を投資できるという考え方になります。
またプログラミングスクールはバグが発生した際のサポートや、気になる点を講師に質問することも可能です。ネット上に情報自体はあるので書籍やプログラミングスクールなしでネットだけで学習することは不可能ではないのですが、情報の取捨選択の手間が大きいので、書籍やプログラミングスクールは利用することをおすすめします。
特にプログラミングスクールは講師がサポートしてくれるので、情報面だけでなく、モチベーションを維持しやすいというメリットもあるでしょう。今はオンラインで自宅にいながらプログラミングスクールを利用することもできるので、少ない負担で無理なくプログラミングを習得できます。
iOSでゲームアプリを作るのに必要な環境
iOSでのゲームアプリ開発の詳細は別途情報収集していただくとして、ここでは大枠としてどのような環境でiOSのゲームアプリ開発を行うのか、また今後情報収集するならどのような情報を集めれば良いのか、どのような作業をすれば良いのか、などについてご説明します。
Unity
iOSでゲームアプリを開発する環境はUnityです。Unityはゲーム開発に特化した開発環境で、専門的な用語ではゲーム開発エンジンなどと呼ばれます。Unityを使えばたとえばオブジェクトの配置などはドラッグ&ドロップでできるなど、プログラミングなしで多くの機能を実現できます。
すべてゼロからプログラミングするのは大変なので、Unityの機能をフル活用しながら、Unityの機能では実現できない部分を自分でプログラミングするイメージです。そのため、このUnityを使いこなすスキルがゲーム開発においては非常に重要になります。
ちなみにUnityはiOSのゲームアプリだけでなく、Android、パソコン用のゲーム、コンシューマーゲームなどの開発でも使われるツールです。Unityを使えば複数のOSや端末に対応したゲームを開発できるので、ゲーム開発が便利になるだけでなく、マルチプラットフォームになるという点でも大きなメリットがあります。
Unityで使われるプログラミング言語はC#で、Unityの機能とC#でのプログラミングを組み合わせる形でiOSのゲームは作られます。複雑なゲームを作ろうと思えば高いスキルが必要なのですが、簡単なゲームであれば子供が遊びで作っていることも多々あります。
Unityはそれこそゲーム感覚で使えるツールなので、気になる方は実際に使ってみると良いです。無料で使えるので、必要なのは一歩踏み出すやる気だけです。上でiOSのゲームアプリ開発にはネット検索が重要だと説明しましたが、プログラミングにおいては知識習得だけでなく、実際に手を動かしてやってみることも非常に重要です。
なぜならプログラミングの本質はモノづくりだからです。コードを使いこなすためには知識だけでなく実際に試行錯誤し、その都度調べて問題解決していく作業が欠かせません。そのため、必要な情報を入手したら、さっそくUnityを導入してゲームアプリ開発を試してみるのがおすすめです。
まとめ
iOSのゲームアプリは初心者でも開発可能です。当然クオリティにこだわれば初心者には難しく、そもそも一人で開発するには無理のある規模のゲームアプリも多数あります。しかし簡単な2DゲームなどであればUnityの機能だけでもほとんど実現できるので、C#でのコーディングは少なく済みます。
ネットで探せばテンプレートのようなものも出てくるでしょう。Unity自体は子供でも扱えるので、まずは試してみるのがおすすめです。本格的に学習する場合は書籍やプログラミングスクールを利用し、わからないことがあればその都度ネットで検索すると良いです。
ぜひまずは気軽にiOSのゲームアプリ開発を始めてみてください。
監修者
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エンジニア経験0の状態から1年間独学で勉強して独立
さまざまなiOSアプリの開発に携わる
2021年6月にiOS専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」を開校。iOSエンジニアを目指す人のサポートにも力を入れています
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