未経験からiOSエンジニアになるためのポートフォリオ作り完全手順
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成長市場かつ売り手市場で、高収入や独立も目指せることで人気なiOSエンジニア。
この魅力的な職業に就くために、最も重要なのが「ポートフォリオ」です。
自分のスキルや経験値を採用側に伝えるのに最高のプレゼン資料になりますが、未経験者の場合、このポートフォリオ作り自体が難しいもの。
今回はiOSエンジニア専門のオンラインスクール「iOSアカデミア」より、未経験の方がポートフォリオを作るための手順をご紹介します。
iOSエンジニアの転職活動に使えるポートフォリオとは
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そもそもポートフォリオとは何でしょうか。
簡単に言えば「作品集」。自分が今まで作った作品をまとめて、自分のスキルや経験、センスを相手に伝えるものです。
身近な例としてカメラマンを考えるとわかりやすいでしょう。結婚などの記念で撮影をお願いするカメラマンを選ぶ場合、何を見るのが良いでしょうか。
そのカメラマンが今まで撮ってきた作品集ですよね。100の言葉で説明されるよりも実際に撮影した作品を見るほうが早く、確実です。
iOSエンジニアの場合この作品に当たるものが、「自分で作ったアプリ」になります。
就職・転職活動では採用側も短い面接時間ですべてのスキルを測ることはできないので、同じようにポートフォリオを見て判断します。
当然、就職の成否を決める非常に重要な要素になります。
ポートフォリオはすごいものでなくてもいい
こうして説明されると「できるだけ凄いアプリを作らなくては!」と思いがちですが、就職活動用のポートフォリオでそこまでの大作は求められません。
もちろん自分の趣味も兼ねて大規模なアプリを作っても構いませんが、一般的にはアプリの規模よりも、
・インデントチェックができるライブラリが導入されているか
・読みやすいコードで書かれているか
・適切にテストコードが書かれているか
・全体的に動作などにおいて不具合がないか
といった基礎的な部分の方が重要になります。
エンジニアは就職してからも勉強の連続ですので、基礎がしっかりしていることが良いアピールになります。
iOSエンジニアになるためのポートフォリオ作成手順
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それでは実際にポートフォリオを作成する手順の解説に入ります。
初心者にありがちですが、「いきなりプログラムを書き始めようとする」だとすぐに行き詰まってしまいますので、きちんと手順を確認し、準備をしましょう。
Step1.基礎学習
何事も基礎がとても重要です。iOSアプリ開発ではSwiftという言語と、Xcodeという開発環境を主に使います。
基本的な構文やルール、Xcodeの使い方やできることを学んでいきます。
「変数」など初心者には分かりづらい概念も登場しますが、きちんと理解しておかないと後々苦労することになります。じっくり学習しましょう。
Step2.応用学習
基礎学習が一通り終わったら実際に簡単なサンプルアプリを作ってみます。
これは本格的にリリースするアプリではなく、学習した基礎を使って「実際にアプリを動かしてみる」ことが目的です。
文章と写真の投稿機能を実装できるようになれば、簡易的なTwitterのようなアプリを作ることも可能です。
基礎として学んだことが実際のアプリでどう利用されているのかを知るのも重要な学習です。
Step3.ポートフォリオの開発企画を作る
いよいよポートフォリオの開発に入りますが、重要なのは「いきなり作り出さないこと」です。
まずはどんなアプリを作るのかできるだけ細かく決めていきます。
・ユーザー層
・メインの目的
・UI/UX
・画像や動画の有無
などを決めていくと、アプリの画面遷移の動線やデータベースの設計も固まってきます。
作り始めてから根幹の部分を設計変更となると、かなりの手間になります。しっかり作り込んでおきましょう。
Step4.ポートフォリオの実装をする
企画と設計が終わったらいよいよ実作業開始です。
基礎、応用学習と培った知識とスキルを総動員して開発していきますが、プログラミングは常にエラーとの戦いです。
コードを書く→エラーが出る→調べて解決する→コードを書くという繰り返しになりますが、その一つ一つが勉強になります。
コツコツ進めていきましょう。
ポートフォリオ作成時のコツ
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特に初めてアプリを作る場合は、迷走することが多いもの。確実にポートフォリオを作成するコツを2点お伝えします。
基礎的な部分を徹底する
前述の通り就職面接でも基礎的な部分が重視されますし、実際の開発に際しても基礎が非常に重要です。
プログラミングは数学の様な積み上げ型のスキルです。基礎的な部分が理解できていないのに先に進んでしまうと、何も理解できない状態になってしまいます。
遠回りに見えても基礎の部分を徹底的に復習し、何度もコードを書いて完全に理解するようにしましょう。
プログラミングをしていると「よくわからないけど動いている」という事象にも遭遇しますが、そこはしっかりと基礎を確認、理解をしておきます。
短期集中で仕上げる
ダラダラ時間をかけて開発するのは、プログラミングには不向きです。
特に基礎の段階では短い期間にできるだけ繰り返すことでスキルが定着します。時間があくとプログラムの全体像がわからなくなってしまうことも。
簡単なアプリでもコードはそれなりの行数になりますので、間を開けてしまって、「ここはどうなってるんだっけ?」と確認するだけでも大きな時間のロスになります。
また短期間でアプリを仕上げた実績は、就職面接においてもアピールできるポイントになります。
ポートフォリオ作りは短期集中型と覚えておきましょう。
iOSアカデミアなら学びながらポートフォリオが作れる
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ここまで未経験からのポートフォリオの作り方をご紹介してきましたが、一点とても大きな問題があります。
独学でのプログラミング学習は挫折率がとても高いことです。
特に未経験からの学習となると、知らないことばかりな上に理解が難しい概念も多くあります。
理論的には独学での習得も可能ですが、長い時間と精神的なタフさが求められます。
そこで利用をオススメしたいのがiOSエンジニア専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」。
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監修者
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- init株式会社代表取締役
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エンジニア経験0の状態から1年間独学で勉強して独立
さまざまなiOSアプリの開発に携わる
2021年6月にiOS専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」を開校。iOSエンジニアを目指す人のサポートにも力を入れています
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