【未経験からエンジニアに就職する手順】実体験をもとに解説
可処分所得の減少に歯止めがかかりません。
給与は増えないのに、増える社会保障費。新型コロナ対策も今後税金としてかかってくるのは明白で、この傾向はしばらく続くと見られています。
そんな中、年収を上げるための転職先としてITエンジニアが人気です。
巨大な市場がすでにある上に、今後の拡大も予想されています。日本で会社員エンジニアとして就職するだけでも高収入を狙えますが、起業や海外への就職を含め、とても夢のある職業と言えます。
とはいえ、どうやってエンジニアになるのでしょうか。
今回は、「エンジニアに転職したいけど、どうすればよいのかわからない。」という方のために、国内唯一のiOSエンジニア専門のプログラミングスクールである「iOSアカデミア」より、未経験からエンジニアとして就職する手順をご紹介します。
実際に完全未経験からエンジニアになり、プログラミングスクールを創業した「ヤマタク」の実例をもとに解説します。是非最後までご覧ください。
こちらの記事は動画でも解説していますので、動画で見たいという方はこちらからどうぞ
ヤマタクがエンジニアに興味を持ったきっかけ
現在エンジニアとして働いている人たちにも、エンジニアに興味を持ったきっかけが存在します。
プログラミングはある程度特殊な技能ですし、今現在社会人の方々は学校で習ったわけでもありません。
どういったきっかけでエンジニアを志すのでしょうか。
営業職でまったく成果が出せなかった
iOSアカデミアの創業者、ヤマタクは新卒でエンジニアではない営業職としてキャリアをスタートさせます。
何をやるかわからず総合職として就職して、会社の都合で配属される部署が決まるというのは日本独自の労働慣行です。ヤマタクはコミュニケーション能力を買われて営業部に配属されました。
ところが結果が出ません。
営業職は個人の能力はもちろん大事ですが、それ以前に売っている商品「商材」の力が非常に重要になります。
iPhoneなら放っておいてもある程度売れますし、アメリカの制裁でGoogleのソフトを使えなくなった中国のスマホを日本で売るのは誰がやっても至難の業でしょう。
ヤマタクが所属している営業部は、部門全体として目標未達が続く状況でした。
頑張っても結果がでない、しかも誰がやっても結果が出ないのはなかなか歯がゆい状態です。
開発チームが楽しそうに仕事をしていて興味を持つ
そんな中、ヤマタクはふと隣の部署には活気があることに気が付きます。
隣の部署は開発チーム。Saas(Software as a service)を開発し、顧客に提供するその部署は、売上好調ということもあり、輝いて見えました。
営業部でいまいち成果が出ないヤマタクにとって、エンジニアという職業に興味を持つきっかけになったのです。
エンジニアになるためにやったこと
隣の開発チームを見たヤマタクは、自分もエンジニアになることを決めます。
プログラミング知識ゼロから、どうやってエンジニアになったのでしょうか。
転職して勉強する時間を確保する
残念ながら、未経験の人材をエンジニアとして中途採用する会社は非常に少ないのが現実です。
となれば、まずは実績としての作品=ポートフォリオをつくる必要があります。
「私はこんなアプリを作れますよ。」
という名刺のような役割です。
プログラミングは特殊技能なので、かなりまとまった時間を作らないと習得出来ません。外国語学習に近いともいえます。
ところが、ヤマタクの当時の職場は残業が多く勉強の時間が作れません。
そこで最初に取った行動は、「時間を作れる職場への転職」でした。
近年ワークライフバランスという言葉が知られるようになりましたが、プログラミングの学習時間を確保するために転職したといえます。
空いた時間徹底的に勉強した
転職して自分の時間を確保したヤマタクはひたすらプログラミングの勉強をします。
具体的には平日の朝と夜。休日は1日中です。
プログラミングにかぎらずどんな技能でも、初期段階ではまとまった時間を投下する必要があります。
ある程度上達してからは、少しの調べ物で能力が上がることもありますが、初心者はそうは行きません。
体にプログラミングの基礎や概念を叩き込むために、ひたすら勉強をします。
決して最短ルートだったわけではありませんが、この経験が今でもヤマタクの血肉になっています。
1年間勉強してフリーランスエンジニアになる
1年間徹底的に勉強したヤマタクは、ついにポートフォリオを完成させました。「PFCボディメイク」という食事・運動管理アプリです。(https://apple.co/3MvfPdW)
多くの場合、このポートフォリオを持って就職活動に挑むのですが、ヤマタクはフリーランスのエンジニアになります。
エンジニアにとって、会社員とフリーランスの立場はそれぞれ一長一短がありますので、特にどちらかが優位という事はありません。自分の志向に合わせて決めれば良いでしょう。
ヤマタクはフリーランスの道を選び、個人で仕事を受注し、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせます。
プログラミング学習に挫折しそうになったときの乗り越え方
プログラミング学習には常に強敵が付きまといます。「挫折」です。
特に独学でプログラミングを学んだヤマタクには、挫折の危機が頻繁に襲ってきました。
具体的には、「少なくとも1日2~3回」投げ出したくなるほどです。
頻度の違いこそあれ、誰にでも襲いかかる挫折の危機。どうやって乗り越えるのでしょうか。
勉強するしかない環境に身を置く
人間の意思というのは、脆く弱いものです。もし人間の意思が強ければ、肥満や各種依存症の人も存在しませんし、皆が医者や弁護士になれるはずです。
残念ながら現実は理想とはほど遠いものです。
そこで重要なのが「仕組み化」してしまうこと。
ヤマタクが使った仕組みは、「土日は必ずカフェに居る」というシンプルなものでした。
カフェにいる以上、コーヒーを飲むか、ネットを見るか、プログラミングの勉強をするしかやることがありません。
そういった強制力を持たせることで、挫折を乗り越えやすくなります。
人の力を借りる
とは言え、「一日中カフェに居る」というセルフルールを守り続けること自体、簡単ではありません。メンタルの消耗度は高いでしょう。
そもそもプログラミング学習で最も時間が取られるのは、「エラーの解決」です。
ヤマタクの場合でも、最長で一つのエラーの解決に1週間かかったことがあります。精神的にとてもつらい1週間です。
こういった問題点は、「人に頼る」ことで大幅に改善します。
初心者が解決に1週間かかるエラーでも、熟練者が見れば数分で解決する、ということもよくあるのがプログラミング。
有料にはなりますが、メンターやプログラミングスクールを利用するほうがトータルで見れば賢い、ということも良くあるパターンです。
未経験者がエンジニアに就職するための手順
ヤマタクはフリーランスの道を選びましたが、ここではより一般的な就職までの手順を解説します。
エンジニアはフリーランスや起業と相性の良い職業ですが、企業でしか経験できないこともたくさんあります。
まずは就職して、力がついてからフリーランスや独立を考えても遅くはありません。
自分で学習してみる
いきなりプログラミングスクールに通うのも悪くはないのですが、まずは自分で学習してみることをおすすめします。
プログラミングを独学で習得できる人は確率的には少ないものの、ヤマタクを含めて一定数存在します。
そのまま独学で進められれば大きな節約になりますし、たとえ途中で諦めてプログラミングスクールに通っても、独学で身につけた知識は大きく役に立ちます。
プログラミングはスポーツと違って矯正が難しいクセがつくこともありません。まずは自分で学習してみましょう。
応用学習で人の力を借りる
ほとんどの人は、基礎学習が終わって応用段階になったときに躓きます。
基本的な概念やプログラミング言語の構文は頭に入っていても、「それをどうすれば良いのか」がわかりません。暗中模索の始まりです。
ここでつまづいたり、挫折しそうになる方はメンタリングサービスや、プログラミングスクールなど、人の手を借りると良いでしょう。
多少のコストはかかりますが、エンジニアになって今より高収入を得ることを考えれば、十分に回収可能な初期投資です。
ポートフォリオを作って就職活動をする
応用学習が終わり、自分の作品をつくることが出来たら、その作品をポートフォリオとして就職活動をします。
ここで注意したいのは、「即席のポートフォリオは無意味」ということです。
プログラミングの最初の一歩は、画面に「Hello World」と表示させることから始まります。
極端に言えば、これだけでもポートフォリオになるわけです。ですが、「Hello World」の画面を見せて採用してもらえることはあり得ません。
YouTubeやWebから拾ってきた簡単な作品でお茶を濁すのではなく、しっかり作り込んだ自分のオリジナルな作品をポートフォリオにすることが重要です。
iOSアカデミアでは無料個別相談受付中
今回は、iOSアカデミアの創業者であるヤマタクがエンジニアという職業に興味を持ったきっかけ、エンジニアになるためにしたこと、挫折の乗り越え方、初心者がエンジニアとして就職するための手順をご紹介しました。
この内容はどのプログラミング言語でも、どのITエンジニアにも適用できる話ですが、もし今やりたいことや、作りたい物が決まっていないのならiOSエンジニアがおすすめです。
身近なiPhoneのアプリを作るというわかりやすい目標でもありますし、日本は世界に比べてiPhoneのシェアが高い国です。まだまだiOSエンジニアが不足している上に、今後の市場拡大も見込まれています。
需要があり競合も少ないiOSエンジニアは、まさに今が狙い目と言えるでしょう。
そしてiOSエンジニアを目指すなら、iOSアカデミアがおすすめです。
先述の通りプログラミング学習はもともと挫折率の高いものですが、iOSに関連する情報は特に少ないので独学は容易ではありません。
iOSアカデミアでは、わかりやすい学習カリキュラムはもちろん、「エンジニア転職プラン」もご用意しており、徹底的にサポートしています。
iOSアカデミアの講師は全員が受講生の専属であり、現役のプロエンジニアです。
意外に思われるかもしれませんが、プログラミングスクールの講師が現役のエンジニアであることはあまり多くありません。
プロが最後まで伴走するiOSアカデミアで是非転職を勝ち取ってください。
今なら現役エンジニアが無料相談を受け付けていますので、iOSエンジニアに興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
監修者
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エンジニア経験0の状態から1年間独学で勉強して独立
さまざまなiOSアプリの開発に携わる
2021年6月にiOS専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」を開校。iOSエンジニアを目指す人のサポートにも力を入れています
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