【スマホアプリ開発入門】初心者が0から学ぶアプリ開発手順
とても身近になり、欠かせない存在になったスマホアプリ。ビジネス上の戦略としても非常に重要になりました。
会社でスマホアプリ開発を担当したり、自分のビジネスでもスマホアプリを作りたいという方も増えてきたのではないでしょうか。
ところが、これだけ身近な存在になりながら、スマホアプリの作り方を知っている人はほんの一握り。
今回は国内唯一のiOSエンジニア専門のプログラミングスクール、「iOSアカデミア」より、スマホアプリの作り方、開発手順をご案内します。
必要な物から、学習方法、具体的な手順と開発事例までご紹介しますので、是非最後までご覧ください。
スマホアプリ開発で用意するものは
見た目にはノートパソコン1台でどこでも仕事ができるプログラミングですが、他にも必要な物や費用もあります。主には、
- パソコン
- スクール・教材
- サーバー費用
- アプリリリース費用
になります。1つずつ見ていきましょう。
パソコン
まずはパソコンが必要です。iOSアプリ開発ならmacOS搭載のパソコン。Androidアプリの場合はmacOSでもWindowsでも問題ありません。
一部の例外を除いて、プログラミングにハイスペックパソコンは必要ありません。数年前のモデルでも十分でしょう。
スクール・教材
パソコンを持っているだけではプログラミングは出来ませんので、学習する環境や教材が必要です。
- 書籍
- 動画教材
- プログラミングスクール
が主な選択肢。基本的には有料ですが、YouTubeなどの動画投稿サイトには無料で見られるコンテンツもアップロードされています。
サーバー費用
スマホアプリの大半は、常にサーバーとやり取りをして動作しています。
ニュースアプリに新しいニュースが入ってくるのは、サーバーから新しい情報を取得しているからですよね。
このサーバーが月額もしくは従量課金制で有料であることが多いので、その分の費用が発生します。
タイマーのように、通信を必要としないシンプルなアプリの場合は不要です。
アプリリリース費用
スマホアプリはSNSや自分のHPで公開というわけには行きません。App StoreやGoogle Play Storeにリリースする際に費用が発生します。
特にiOSアプリの場合は年会費が継続的に発生しますので、最初のアプリをリリースする際は事前に確認しておきましょう。
スマホアプリ開発に必要な物や、賢い入手方法は以下の記事で詳しく解説しています。合わせてご確認ください。
(参考記事:個人がスマホアプリ開発にかかる費用を完全公開!費用を安くすませる方法も紹介)
プログラミング言語の勉強方法
環境が整ったらいよいよ学習に入ります。
先述の通り学習方法は主に、
- 書籍
- 動画教材
- プログラミングスクール
それぞれ見ていきましょう。
書籍
昔ながらの「本で勉強する」スタイルですが、正直あまりお勧めできません。
プログラミングの環境は日々常に進化していますので、内容のアップデートができない書籍はどうしても不利になります。
本で学ぶのが好きな方でも、基本的な知識を網羅的に学ぶ場面に限っての使用が好ましいでしょう。
この場合でも、少なくとも1年以内に出版された書籍を選ぶことが重要です。
動画教材
プログラミングに限らず、近年の学習スタイルでは主流になってきた動画教材。
実際の画面を音声付きで解説してくれますので、書籍よりはかなり理解しやすいと言えます。
デメリットとしては、やはり独学なので、わからないことの解決に時間がかかることです。
また、書籍同様最新の環境に追いつけていない場合が有ることも押さえておきましょう。
プログラミングスクール
最近はオンラインが主流のプログラミングスクール。最大のメリットは「わからないことをすぐ聞ける」ことです。
「プログラミングは独学で習得可能」とアピールするインフルエンサーもいますが、実際のところはかなりの割合の人が挫折してしまいます。
挫折する最も大きな要因は「わからないことが多すぎる」こと。この点をクリアできるプログラミングスクールは、理想的な学習方法と言えるでしょう。
デメリットとしては、書籍や動画よりもお金がかかること。
ですが、プログラミングスクールを利用することで、挫折するリスクを最小化し、学習時間の短縮が実現します。
結果的にエンジニアとして働き始める時期も早くなりますので、回収可能な投資と捉えることも可能です。
学習方法については以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
(参考記事:【初心者OK】Swiftの学習方法を身につけてiOSエンジニアになる方法)
スマホアプリの開発手順
基礎知識を学習したら、実際の開発に入ります。ここで重要なのは、「正しい手順を踏むこと」。
いきなりプログラミングの画面に向かってしまうと、アプリの完成は格段に難しくなります。
以下の必要な手順を確認していきましょう。
- 要件定義
- アプリの設計
- 開発スケジュール決め
- 開発
- テスト
- リリース
要件定義
最初に取り掛かるのが、「どんなアプリなのか」を明確にする要件定義です。
どんなアプリなのか、他人に聞かれた時に簡潔にスラスラ答えられるくらいまで固めておきましょう。
コンセプトが決まったら、アプリに求められている条件を洗い出すのが要件定義です。
料理レシピ投稿サイトだとすれば、
- 料理のレシピを投稿/閲覧出来る
- レシピに従えば目的の料理が作れる
- 料理中にも見やすい
- 初心者でも作業がイメージしやすい
などになります。
アプリの設計
コンセプトが固まったらアプリの設計に入ります。
- 機能洗い出し
- データ設計
- ワイヤーフレームの作成
となります。
- 先程ピックアップした要件を満たす機能(タグや動画投稿機能など)のリストアップ
- リストアップした機能に必要なデータ(名前、画像、タイトル、手順など)を設計
- 画面のレイアウトを決める設計図を作成
という流れになります。
開発スケジュール決め
設計が終わりましたので、いよいよ開発に入りたいところですが、事前にスケジュールを決めておくことも重要です。
必要なタスクを洗い出し、リスト化し、タスク1つ当たり2~3日の作業で完了する程度まで細かくしていきます。
更に、タスクをまとめたプロジェクト単位でのスケジュールも設定し、1プロジェクト当たり1〜2週間で組んでいくのがオススメです。
開発
ここまで事前準備が出来たらいよいよ実際の開発に入ります。初心者のうちはどれだけ事前準備をしても不測の事態は起こります。
エラーや設計変更の必要がでたら焦らず、設計や要件の段階から見直して丁寧に進めていきましょう。
テスト
開発が終わったら、イメージ通りに動作しているか、バグはないか、エラーがないか、動作が遅くないか、といった使い勝手をテストしていきます。
ユーザーは開発者の思いもよらないような挙動をするものです。
様々な角度から検証し、不具合やバグはこの段階で修正しておきましょう。
リリース
テストが終わったらいよいよリリースです。自分の作ったアプリがApp Storeに並んでいる姿は感慨深いものですが、アプリは開発して終わりではありません。
PRや運用、機能追加やデータ分析など様々なタスクが待っています。リリースで終わりと思わず、どんどん改善をしていきましょう。
開発手順についても以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
(参考記事:【スマホアプリ開発の完全手順】初心者でもできる6STEP)
初心者がスマホアプリ開発を成功させた事例
ここでは実際に初心者の方が学習し、アプリ開発に成功した事例をご紹介します。
実際にApp Storeからダウンロードできますので、是非使ってみてください。
タイマーアプリ『25TomaTimer』
このアプリはポモドーロ・テクニックを実践するためのタイマーアプリです。
「ポモドーロ・テクニック」とは、25分作業して5分休憩する、といったサイクルを繰り返すことで集中力が保たれるというもの。
実用ツールだけに、「アプリを起動して2秒でスタートする」をコンセプトに置き、シンプルなアプリに仕上がっています。
このアプリを開発したのは、プログラミング未経験からiOSアカデミアで学んだ、「てるあき」さん。
詳しくは以下のインタビュー記事で確認できますので、是非ご覧ください。
(参考記事:実務経験ゼロから超スピード転職!iOSアカデミアとの“二人三脚”で歩んだてるあきさんの成長を徹底解説!)
動物園を探すアプリ『ZooGo』
「元動物園の飼育員」という異色の経歴を持つ「shunta」さんがiOSアカデミアで学び、完成させたiOSアプリです。
好きな動物から、「お気に入りの動物園」に出会えるという、まさにshuntaさんならではのアイディア。
こういった形で、自分に経験や知見が有ることからアプリを作るのも重要です。
Tinderで採用されている、カードをスワイプする技術を取り入れるなど、学習の成果が見事に発揮されているアプリです。
詳しくは以下のインタビュー記事で確認できますので、是非ご覧ください。
(参考記事:「大切な人を幸せにできない人生には意味がない」動物園の飼育員からiOSエンジニアに!?超絶転身を果たした苦悩のヒューマニストshuntaさんの見る“幸福のカタチ”)
スマホアプリ開発ならiOSアカデミアがおすすめ
今回は、スマホアプリ開発に必要なモノ、学習の手順、実際の事例をご紹介しました。
やはりスマホアプリ開発の学習では、「質問できる環境に身を置く」ことが最重要。プログラミングスクールの利用がベストと言えます。
早期の就職で回収できる余地があるとは言え、それなりの先行投資になるプログラミングスクールの選び方は重要です。
iOSアカデミアでは、他校では珍しい「専属の現役のiOSエンジニア」が学習計画や、アプリのアイディア段階から一緒に考えていきます。
オンラインスクールのメリットを活かし、テレビ通話やチャットでいつでも講師に質問ができ、通学にかかる時間や費用も必要ありません。
ポートフォリオのアプリが完成したら終わりではなく、就職希望の方には就職活動のフォローまでさせていただいており、最初から最後まで、ワンストップでサポートさせて頂きます。
今なら現役エンジニアが無料相談を受け付けていますので、スマホアプリ開発について相談したいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
監修者
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エンジニア経験0の状態から1年間独学で勉強して独立
さまざまなiOSアプリの開発に携わる
2021年6月にiOS専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」を開校。iOSエンジニアを目指す人のサポートにも力を入れています
最新記事
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