初心者でも学びやすいプログラミング言語6選|学習方法と就職方法も併せて紹介
「プログラミング学習を始めたいけど、どのプログラミング言語で学習したらいいか分からない」と悩んでいる方は多いと思います。
実際にプログラミング言語によって、開発できる物や習得する難易度が大きく変わってきます。
そこで本記事では、初心者からでも始められる厳選した6つの言語を紹介していきます。具体的には、各言語の特徴や実際に開発されている分野といった点を詳しくお伝えしていきます。
プログラミング言語の選び方
プログラミング学習では、言語選びが非常に重要になってきます。具体的に、以下のような様々な観点から言語選びをする必要があります。
- 自分の作りたい物に適しているか
- 需要や将来性は高いのか
- 初心者であっても学習できる言語か
もし、自分に合わない言語を選んでしまうと、思っていたような就職・転職ができなかったり、挫折する可能性が高くなったりといった様々な問題が発生してきます。
そうならないためにも、どういったポイントで言語選びをするのか理解して自分に合ったプログラミング言語を見つけていきましょう。
プログラミング言語の選び方1:作りたい物や目的
プログラミング言語によっては、作れるものは大きく変わってきます。
そのため、自分がどんな仕事をしたいか、どんなアプリ開発したいかという点を考えてからプログラミング言語を選ぶ必要があります。
- アプリ開発をやってみたい
- Webページ制作をしてみたい
- AI開発に携わりたい
プログラミング言語は種類に応じて開発に適した言語を選ぶ必要があるため、上記のような目的が決まれば開発言語を絞ることができます。
- iOSアプリ開発:Swift
- Androidアプリ開発:java
- webアプリ開発:Ruby、PHP
- 機械学習/AI:Python
- web制作(フロントサイド):JavaScript
上記はそれぞれの目的に適したプログラミング言語です。各言語の詳しい説明は記事の後半で解説しているので、ぜひ参考にしてプログラミング言語を決めてください。
プログラミング言語の選び方2:需要の高さ
エンジニア就職・転職を目指しているのであれば、需要があるのかという点も考慮する必要があります。
求人数に関しても、言語によって大きく差があるため需要が少ない言語を選んでしまうと、就職・転職が難しくなる上に将来性が見込めないという問題もでてきます。
せっかくプログラミング学習をやり遂げたのに就職・転職ができないとならないように、それぞれのプログラミング言語の需要を知っておきましょう。
プログラミング言語の選び方3:初心者でも学びやすい言語
プログラミング学習を始める上で、学習のしやすさは非常に重要なポイントです。
理由として、初めから習得難易度が高いプログラミング 言語を選んでしまうと、挫折する可能性が高くなるためです。実際に習得難易度が高い言語には以下のような特徴があります。
- 検索しても情報が少ない
- プログラミングを学べる動画や学習サービスがない
- 記述量が多くて覚えきれない
プログラミング学習を効率よく進めていくには、「初心者にでも習得できる言語は何か」ということが重要になってきます。今回紹介していく言語は、学習しやすさを考慮して選んでいます。
初心者におすすめのプログラミング言語
初心者であっても、学習しやすいプログラミング言語を6つ厳選して紹介していきます。それぞれに開発できる範囲や特徴が違うので、その点を詳しくお伝えしていきます。
Ruby【Wedアプリ開発】
Rubyは日本人であるまつもとゆきひろ氏が開発されたプログラミング言語です。一つの文法が短いので理解しやすく、記述量が少ないため効率良く開発を進られめるという特徴があります。そのため、スピード感を必要としているスタートアップ企業で、よく採用されているプログラミング言語になります。
また汎用性も高く、SNSやブログ、ショッピングサイトなど幅広い開発を行えます。特にRubyで、最も用途が多いのがWebアプリケーションの開発になります。実際に、Twitterやクックパッド、食べログなどがRubyで開発されています。
Rubyは幅広い開発ができますが、機械学習やAIなど分野では情報やツールが少ないため、現状としては難しいと言われています。
日本で開発されたプログラミング言語のため、Web上の解説記事や書籍など多くの情報が存在しています。そのため、他の言語と比べると、非常に学習しやすい言語になります。特に「最短でアプリ開発をしたい・Webアプリケーションを作りたい」という方にRubyはおすすめです。
PHP【Webアプリ開発】
PHPは、動的なWebページを生成できるサーバーサイドに特化したプログラミング言語です。ブログでよく使われているWordPressなどのWebアプリケーションの開発にも使用されています。
記述が分かりやすく、HTML/CSSを習得した後にスムーズに学習できるため初心者向きの言語と言えます。
しかし記述しやすい反面、文法に間違いがあっても、動いてしまうという問題があります。そのため、後々のトラブルが現れてしまうこともあるので、正しいコードを書く意識をしっかり持って学習する必要があります。
また、サーバーサイドに限定されているため、汎用性が低いというデメリットもあります。とはいえ、「学習のしやすさ・情報の多さ・求人や案件の多さ」といった点は非常に高く、Webアプリ開発をしたい方に人気のプログラミング言語です。
特に、Webサイト制作の案件が多いので案件を受注しやすいため、フリーランスのエンジニアやフロントエンジニアを目指す方はおすすめの言語です。
Python【機械学習/AI】
Pythonは、AI(人工知能)やIoTの分野によく使用されている言語です。求人数はそこまで多くはありませんが、現在AIの需要が高まっているため今後の求人や需要も増加すると言われています。
多くの人は、AIと聞くと「難しそう、初心者だからできない」と考えますが、Python自体の文法は非常にシンプルで学習しやすいプログラミング言語です。また汎用性が高く、Webアプリケーションを開発することもできます。
実際にPythonで作られた代表的なアプリで、Youtubeやインスタグラムが挙げられます。AIの分野だけでなく、Webアプリを開発したいと考えている方にもおすすめです。
また学習サイトやインターネット上の情報も多く、初心者の方でもプログラミングを始めやすい言語と言えます。
Swift【iOSアプリ開発】
Swiftは2014年にApple社が発表したiOSアプリなどの開発ができるプログラミング言語です。Apple社の製品向けに使用される言語のため、基本的にiPhoneやiPad、Apple watchなどApple社製品のアプリ開発する際に使用されています。
学習難易度は低めではありますが、新しい言語のため情報が少ないというデメリットもあります。そのため確実に学べる専門学校やプログラミングスクールで習得することが良いと考えられます。
現在は求人数は少ないですが、iPhoneの普及率から考えて需要が高くなることが予想されています。また、他のプログラミング言語と比べても年収が高い傾向にあるので、これからエンジニアを目指す方におすすめの言語です。
java【Androidアプリ開発】
javaは、数多くのプログラミング言語の中でも長年人気のあるプログラミングです。開発できる範囲が広く、業務系のシステムやIoTのシステム開発、Androidアプリ開発などを行うことができます。
学習においては、オブジェクト指向やクラスの概念を覚える必要があり、習得難易度は少し高いです。しかし、人気のプログラミングのため、インターネットの情報や書籍、学習サイトが豊富に存在しています。そのため、初心者であっても習得することが可能です。
特にAndroidアプリの中でも最も広く普及しているため、Androidアプリを開発したい方はjavaでのプログラミング学習を始めるべきです。
JavaScript【Webページに動きをつける】
JavaScriptは、Webサイトに動きを出したり、Webアプリやスマホアプリ開発に使用されているプログラミング言語です。また、RubyやPythonと同じで汎用性も高い上に、Webページ作成する際にHTML/CSSと一緒にセットで使用されることが多いので、案件や求人数が多いという特徴があります。
学習に関しては初心者が陥りやすい開発環境を整える必要がなく、ブラウザとテキストエディタだけで実践的に行えるため、学習を始めやすいプログラミング言語と言えます。
また、実際に打ち込んだコードをすぐにテストできるので動きやエラー部分も分かりやすく、初心者でも学習しやすいです。
主にWebサイトに動きをつける「フロントエンジニア」やWebアプリケーションの「サーバーサイドエンジニア」を目指したい方におすすめのプログラミング言語になります。
初心者からプログラミング学習する3つの方法
プログラミング言語が決まったら、正しい学習方法を理解した上で学習を始めていきましょう。プログラミングを学ぶ方法としては、主に独学、プログラミングスクールの活用、書籍を利用する、の3つの方法が挙げられます。
どれか一つに絞る必要はありませんが、自分の状況や学習スタイルに合わせて使い分けられるようにしましょう。
まずは独学から始めてみる
プログラミング学習を始めようと考えている方は、独学から始めることがおすすめです。独学を行うことで、「プログラミングが自分に向いているのか、楽しいと思えるか」という大事なポイントを体感的に感じ取ることができます。
仮に、初めからプログラミングスクールを受講してから、自分にプログラミングが合わないと感じてしまうとお金も時間も無駄になることがあります。後悔しないためにも、一度独学でプログラミング学習をしてから続けるか判断しましょう。
具体的な学習方法としては、Webサイトのオンライン教材を利用していきます。特に「Progate」や「ドットインストール」などの学習サイトがおすすめです。Webサイトは月額1,000円ほど料金が必要になりますが、途中までは無料から利用することができます。
ただ、最後まで独学でプログラミングを習得することはかなり難しいです。時間がかかる上に、挫折率は約90%と言われています。本格的に学びたい方は、プログラミングスクールを受講することを検討しておきしょう。
プログラミングスクールで確実に学ぶ
エンジニア就職・転職を本気で考えている方には、自分を目的に合ったプログラミングスクールを受講することがおすすめです。プログラミングスクールを利用することで、次のようなメリットがあります。
- エラー対処法 →「挫折する可能性を減らす」
- 正しい学習方法 →「最短で学習を終わることができる」
- スケジュール管理 →「学習の終わりが明確になる」
プログラミングは独学でも習得できますが、間違った学習方法で遠回りになったり、エラー対処できなかったりといった理由で挫折することは多いです。
プログラミングスクールであれば、正しい学習方法やエラー対処のやり方を知れるのはもちろん、就職に対しての不安についても相談できるので安心して学習が行えます。
ただしエンジニアには「問題解決力・検索力」が必要とされますので、全て任せるというスタンスではこの能力は身につきません。プログラミングスクールを受講しても、基本的には自走するということが重要になります。
書籍で知識を深める
最後に、書籍を購入してから学習する方法があります。各言語ごとに、初心者から上級者向けのレベルや目的に応じた書籍が数多く出版されています。
ただ、書籍の内容を詳しく確認できないためレベルの高い書籍を買ったり、自分の目的に合わなかったりといったこともあります。初心者がプログラミング学習をする際は、Webサービスのオンライン教材で十分に行えます。
そのため、初めの学習では書籍を利用せず、ある程度の基礎知識が身に付いてから書籍でより知識を深めるといった目的で利用することがおすすめです。
まとめ
本記事では、初心者におすすめのプログラミング言語を紹介しました。プログラミング言語によってできることや強みも多種多様で、言語選びの方法も色々な観点からする必要があります。
もし、プログラミング言語を決めきれないという方は、スクールの無料カウンセリングを利用して相談していきましょう。どの言語が自分に適しているか助言をしてくれるので、言語選びの参考になるはずです。
監修者
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エンジニア経験0の状態から1年間独学で勉強して独立
さまざまなiOSアプリの開発に携わる
2021年6月にiOS専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」を開校。iOSエンジニアを目指す人のサポートにも力を入れています
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