プログラミングスクールで学習したのに就職できないのはなぜ?現役エンジニアが解説

作成日:2022年3月30日 更新日:2023年6月17日
プログラミングスクールで学習したのに就職できないのはなぜ?現役エンジニアが解説

近年、プログラミングに関する情報発信が多くなされています。

「プログラミングは独学でできる。」と言い切るインフルエンサーもいますが、実際のところはほとんど挫折してしまうことも徐々に知られてきました。

そこで流行したのが「プログラミングスクール」。

確かにプログラミングスクールの利用は、挫折率を下げるという意味では非常に有効です。実際にスクールのおかげで自作のアプリを作れた人も多いでしょう。

ところが現在、「プログラミングスクールに通ったのに就職できない」人が多数出現しています。

今回は、国内唯一のiOS専門のオンラインプログラミングスクールである「iOSアカデミア」より、プログラミングスクールで学習したのに(しても)就職できない理由について解説します。

就職できない理由だけでなく、就職できるプログラミングスクールの見分け方、実際に就職できた事例までご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

プログラミングスクールで学習したのに就職できない5つの理由

プログラミングスクールで学習したのに就職できない理由

まずは、「なぜ就職出来ないのか?」に対する理由をご紹介します。

エンジニアに限らず、就職活動がうまく行かない場合には複数の要因が絡んでいます。市場由来のものもあれば、自分由来のものもあります。まずは確認しましょう。

学んでいる言語の未経験エンジニアが飽和状態

ここ10年ほどで、プログラミングスクールは激増しました。

各スクールは、広告を出し、生徒を集めてビジネスとして成立させます。すると当然ですが、「同じ言語を扱う未経験エンジニアの数」も激増します。

特に、近年増えたプログラミングスクールがメインで扱っているのは、RubyやPHP、JavaScriptやHTML、CSSなどのWeb言語と呼ばれる言語です。

就職のしやすさは、需要と供給のバランスによって決まります。

特に未経験エンジニアの供給が急増しているWeb言語において、就職の難易度が上がっているのはイメージしやすいでしょう。

ポートフォリオが差別化できていない

プログラミングスクールを卒業して就職活動をする際には、「ポートフォリオ」を使用します。

ポートフォリオとは「作品集」という意味で、多くはプログラミングスクールで作ったアプリやソフトウェアをポートフォリオとして使います。

ところが、プログラミングスクールによっては、ほとんど同じポートフォリオを持っている卒業生がたくさん存在する場合があります。

プログラミングは習得が難しいスキルではありますが、一方である程度はコピペも可能な分野です。

差別化が出来ていないポートフォリオでは、就職は難しくなるでしょう。

未経験エンジニアの就職ハードルが上がっている

そもそも、これだけプログラミングスクールが乱立したのには背景があります。

経済産業省が、「2030年には最大79万人のIT人材が不足する」という予測資料を公開したことがその大きな要因の一つです。(IT人材白書2020/独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター

つまり、「これからはエンジニアが不足するから、今のうちにプログラミングを覚えてエンジニアになろう」という各プログラミングスクールの謳い文句だったわけです。

ところが、現実は微妙に違います。

確かに現時点でも、実務経験のあるエンジニアは引く手あまたです。企業で働いていても、ジョブオファーが来ることも多いでしょう。

ですが、あくまで企業が欲しいのは、「実務経験があるエンジニア」であって、「つい先日プログラミングスクールを卒業した初心者」が欲しいわけではないのです。

もちろん、社内教育をしてでもエンジニアを確保したい企業もあります。ですが、毎月数百人も新たに誕生する「プログラミングスクール卒業生」を全員採用できる規模でないことは明白です。

就職活動のやり方が効果的ではない

こちらは市場やプログラミングスクールではなく、自分が原因となる理由です。

エンジニアに限らず、就職活動には戦略が必要です。

どんな企業に、どれくらいの数のエントリーをすればよいのか。企業にどうアプローチすべきなのかがわかっていないと、苦戦するのは目に見えています。

自分の能力やスキルを見極めた上で、戦略を立てて行動する必要があります。

例えば需給バランスが悪いWeb言語などでは、少ない椅子を確保するため、就活の行動量を増やすしかありません。

具体的には、求人を出している企業や気になっている企業に対して100社以上はエントリーを送るなどの気概が必要です。

エントリーシート・面接の準備不足

こちらも就職活動一般に言えることですが、「準備不足」も大きな理由となります。

特に実務未経験のエンジニアの場合には、熱意、やる気も重要なアピールポイントになります。今後の伸びしろを感じて貰う必要があるからです。

エントリーシートの作り込みや、業界研究などを含む面接の準備は、「技術力がなくとも、時間を使えばできること」です。

こういった部分がおざなりになっていると、今後の成長を期待しにくいもの。

お金を払って採用する側の立場に立って、もう一度エントリーシートや、自分が面接で話した内容を振り返ってみると良いでしょう。

就職できるプログラミングスクールの見分け方

就職できるプログラミングスクールの見分け方

ここまでで、プログラミングスクールに通っても就職できない理由がわかりました。

では、実際に就職できるプログラミングスクールを見つける、見分けるにはどういった方法があるのでしょうか。

もちろん、実際に通ってみないとわからない部分もありますが、事前にチェックできる重要なポイントもあります。しっかり押さえておきましょう。

競争率が低くて需要の高い言語を扱っているか

需要と供給のバランスを見極めることが重要です。

プログラミングは、学んだ言語によって仕事の内容がかなり決められてきます。それだけに言語の選択は重要です。

ポイントは「需要はたくさんあるけど、扱う人が少ない」言語を選ぶことです。

先述のWeb言語は、「需要はたくさんあるけど、供給もたくさんある」というわかりやすいレッドオーシャンです。

また、古くからあり、メンテナンス需要だけ残っているような、「扱う人は少ないけれど、需要も少ない」言語も存在します。

理想的にはiOSアプリを作るSwiftのように、「需要は大きく、今後も拡大が予想されているのに、扱う人が少ない」言語を狙うと良いでしょう。

就職成功率の条件をしっかり見る

プログラミングスクールの中には、「就職できなかったら」という不安を払拭するために、「就職成功率」という数字を明示していることがあります。

あるプログラミングスクールでは、「転職成功率98%」とあり、これを見ると「ほぼ確実に就職できる」ように思えます。

ところが、一方で公開されている「転職成功者数」÷「受講者数」の数字は一気に5%台まで落ちてしまいます。どうしたことでしょうか。

実は各プログラミングスクールが発表している「就職成功率」には一定の条件がつけられています。

カリキュラムを全て終え、指定の数の企業にエントリーする。などの条件を全て満たした人だけが割合の算出対象となります。

この場合、「カリキュラムがわかりづらくて学習しきれなかった」人は含まれませんし、「あまり就職活動しなかった」人も含まれません。

プログラミングスクールが認めた人だけを対象にした「就職成功率」であることを理解し、事前にできるだけ確認すると良いでしょう。

個別対応をしてくれるか

前述の通り、他の人と同じようなポートフォリオで就職戦線を勝ち抜くのは難しい時代になりました。

ということは、自分なりのオリジナルのポートフォリオをつくる必要があるわけですが、プログラミングスクールによっては対応してくれない場合があります。

プログラミングスクールをビジネスとして考えると、画一的なカリキュラムを利用する方が、あらゆる面で効率的です。

スクールによっては、「オリジナルアプリ制作の質問には答えられない場合がある」と明示している場合もありますので、事前にチェックが必要です。

プログラミングスクール卒業後に就職できた事例

プログラミングスクール卒業後に就職できた事例

最後に、実際にiOSアカデミアに通って就職を成功させた方の事例をご紹介します。

自分自身と、プログラミングスクール両面でどういった点が重要なのかを、事前に押さえておきましょう。

大西さん【前職から年収18%UP】

「人の目に触れるモノを作りたい」とiOSアプリ開発を学び始めた大西さん

独学で着手したものの、伸び悩みを感じてiOSアカデミアを受講されました。

前職がインフラエンジニアだった大西さんは、バックエンドの知識もあったことも就職活動にはプラスに働きました。

オリジナルのポートフォリオを作る以外にも、こうした差別化の方法もあります。

すでにプログラミングスクールに通って就職に失敗した場合にも、そこで学んだ言語が役に立つこともあるかもしれません。

なお、これは大西さんのように、「ある程度身についている」ことが条件になります。複数の言語を少しだけかじった程度では役に立たないことも、押さえておきましょう。

(詳しくはこちらの記事へ:夢を叶える最短ルートを切り開け!新時代を牽引するモチベーションの鬼、大西さんの「23歳の選択」とは

てるあきさん【前職から年収25%UP】

てるあきさんは、「まずは言われたことを素直に吸収して、100%実行」する方でした。

学習段階ではスピードアップに繋がりましたし、就職活動でもエントリーの目標数に達するよう動かれました。

ここは非常に重要なポイントです。「言われたことをすぐに、その通りやってみる」のは、当たり前に見えて意外とできていないものです。

その上で、てるあきさんは常に自分の頭を使って考え、目標達成に向かっていたことが転職成功に繋がりました。

(詳しくはこちらの記事へ:実務経験ゼロから超スピード転職!iOSアカデミアとの“二人三脚”で歩んだてるあきさんの成長を徹底解説!)

賢く就職を目指すならiOSアカデミアがおすすめ

就職を目指すならiOSアカデミアがおすすめ

今回は、プログラミングスクールで学習したのに就職できない理由や、スクールの見分け方、成功事例をご紹介しました。

この内容は言語や分野を問わず、プログラミングスクール全般に言えますが、もし自分がやりたい分野が決まっていない場合にはiOSエンジニアがオススメです。

需要に対して最も供給が不足しているiOSエンジニアは、エンジニアの中でも高収入を狙いやすい職種ですし、市場規模は今後も拡大することが予想されています。

学習計画や作るアプリのアイディアの相談から専属の現役エンジニア講師がアドバイスをしますし、アプリが完成した後の就職までフォローが受けられます。その他、今回ご紹介した条件は全て満たしていますので、安心して学習に取り組んで頂けます。

今なら現役エンジニアが無料相談を受け付けていますので、スマホアプリ開発について相談したいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

 

 

監修者

山田卓
山田卓init株式会社代表取締役
エンジニア経験0の状態から1年間独学で勉強して独立
さまざまなiOSアプリの開発に携わる
2021年6月にiOS専門のオンラインプログラミングスクール「iOSアカデミア」を開校。iOSエンジニアを目指す人のサポートにも力を入れています
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