転職に役立つIT系国家資格12選!!【難易度・必要な知識も紹介】

「IT業界に転職するからIT系国家資格を取りたいけど、どれ選べばいいのか分からない」と悩んでいませんか？

この記事では、転職でのIT系国家資格の有利性や、おすすめの国家資格を紹介していきます。

IT業界への転職をすこしでも有利にしたい方は、ぜひ読んでみてください。

IT系国家資格は転職に必要？

結論から言うと、IT企業に転職する際に、IT系国家資格は原則必要ではありません。

なぜなら、IT業界は、資格よりも、これまでの経験・実績で評価する業界だからです。

とはいえ、IT業界未経験の方の場合は、IT系の国家資格を持っておくことで、自分のスキルレベルを客観的に証明することができ、転職を有利にすすめることができます。

なので、他業界からの転職を目指している方は、ぜひ積極的にIT系国家資格を取得してみてくださいね。

IT企業全般におすすめのIT系国家資格

まずは、IT企業全般におすすめのIT系国家資格を紹介していきます。

転職先の分野を問わず、基本的にどんな方にもおすすめの資格です。

IT企業全般におすすめのIT系国家資格は以下の通り。

• ITパスポート
• 情報セキュリティマネジメント

1つずつ解説していきます。

①：ITパスポート

1つ目はITパスポートです。

ITパスポートは、ITを利用する社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

試験方法はオンラインで、キーボード・マウスを使用して回答します。

合格率が50%を超える、比較的カンタンな国家資格です。

なので、転職の材料としては弱いですが、ITの基礎知識を身につけるためにも、初心者の方におすすめの国家資格です。

②：情報セキュリティマネジメント

2つ目は、情報セキュリティマネジメントです。

情報セキュリティマネジメントは、企業の情報をウイルスなどの危険から守り、情報を安全に運用するために必要な基本的なスキルを証明できる国家資格です。

身近な例をベースにした問題が多いため、IT業界についての勉強になるだけでなく、日常生活で自分をウイルスから守るためにも役立ちます。

合格率は40%を超える、比較的カンタンな国家資格です。

エンジニアにおすすめのIT系国家資格

エンジニアにおすすめのIT系国家資格は以下の通り。

• 基本情報技術者
• 応用情報技術者
• ネットワークスペシャリスト
• データベーススペシャリスト
• エンベデッドシステムスペシャリスト
• 情報処理安全確保支援士

1つずつ解説していきます。

①：基本情報技術者

1つ目は、基本情報技術者です。

基本情報技術者試験は、実務に必要な、情報技術・システム開発の流れなど、基本的な知識を証明できる国家資格です。

別名「エンジニアの登竜門」とも呼ばれており、受験者は毎年10万人を超える、もっとも人気の試験です。

ITエンジニアを目指すなら、まずは基本情報技術者の取得からはじめましょう！

合格率は25%前後であり、IT企業で働く人はかならずもっておきたい国家資格です。

②：応用情報技術者

2つ目は、応用情報技術者です。

応用情報技術者は、さきほど紹介した基本情報技術者の上位互換です。

応用情報技術者の試験では、すでにIT企業で働いている人を対象にした、より専門的な知識が求められます。

基本情報技術者の資格を持っている人は転職市場でかなり多いですが、応用情報技術者の資格を持つ人はごく少数なため、周りと差別化することができます。

合格率は20%前後です。

③：ネットワークスペシャリスト

3つ目は、ネットワークスペシャリストです。

応用情報技術者の試験問題をベースに、ネットワークの設計・運用などに特化した問題が出題されます。

ネットワークエンジニア・インフラエンジニアを目指す方におすすめの国家資格です。

合格率は15%前後と、IT系国家資格のなかでも難易度がかなり高いです。

④：データベーススペシャリスト

4つ目は、データスペシャリストです。

データベースに関する、大規模な情報システムの管理・分析・運用などについての問題が出題されます。

データベース管理者・インフラエンジニアを目指す方におすすめの国家資格です。

合格率は15%前後です。

⑤：エンベデッドシステムスペシャリスト

5つ目は、エンデッドシステムスペシャリストです。

エンデッドシステムスペシャリストは、エアコンや冷蔵庫などに組み込むシステムの設計・構築のスキルを証明する国家資格です。

組み込みエンジニアになりたい方やIoT関係の企業に転職したい方におすすめの資格です。

合格率は16%前後です。

⑥：情報処理安全確保支援士

6つ目は、情報処理安全確保支援士です。

情報処理安全確保支援士を取得は、サイバー攻撃から守るためのセキュリティシステムの構築・管理のスキルを証明できる国家資格です。

次々に新しい手法が生み出されるサイバー攻撃に対応するために、定期的な講習を受けることが義務付けられています。
(毎年1回のオンライン講習/3年に1回のオフライン講習)

合格率は、17%前後です。

マネージャーにおすすめのIT系国家資格

マネージャーにおすすめのIT系国家資格は以下の通り。

• ITストラテジスト
• システム監査技術者
• ITサービスマネージャ
• プロジェクトマネージャ

1つずつ解説していきます。

①：ITストラテジスト

1つ目は、ITストラテジストです。

ITストラテジストは、企業の経営戦略に合わせて、IT技術者の立場から提案を立てるスキルを証明できる国家資格です。

経営側でITコンサルタントとして活躍したい方におすすめの資格です。

合格率は15%前後です。

②：システム監査技術者

2つ目は、システム監査技術者です。

システム監査技術者は、システムの安全性や効率性を評価し、セキュリティを管理するスキルを証明できる国家資格です。

IT企業内で監査部門やセキュリティ担当の業務に携わりたい方におすすめの資格です。

合格率は14%前後です。

③：ITサービスマネージャ

3つ目は、ITサービスマネージャです。

ITサービスマネージャは、リリースしたサービスを安定的に運営するためのスキルを証明できる国家資格です。

開発側ではなく、サービスの保守・運用をしたい方におすすめの資格です。

合格率は14%前後です。

④：プロジェクトマネージャ

4つ目は、プロジェクトマネージャです。

プロジェクトマネージャは、システム開発プロジェクトチームの中心となり、品質・費用・納期などの管理スキルを証明できる国家資格です。

合格率は13%前後です。

転職に役立つIT系国家資格12選：まとめ

今回は、転職に役立つIT系国家資格を12個紹介しました。

まとめると、以下の通りです。

■IT企業全般におすすめのIT系国家資格

• ITパスポート
• 情報セキュリティマネジメント

■エンジニアにおすすめのIT系国家資格

• 基本情報技術者
• 応用情報技術者
• ネットワークスペシャリスト
• データベーススペシャリスト
• エンベデッドシステムスペシャリスト
• 情報処理安全確保支援士

■マネージャーにおすすめのIT系国家資格

• ITストラテジスト
• システム監査技術者
• ITサービスマネージャ
• プロジェクトマネージャ

IT系の資格は種類がたくさんありますが、その中でも国家資格を取得していれば、自分のスキルレベルの信頼性が高くなり、転職を有利にすすめることができます。

ぜひ、IT系国家資格取得を目指してみてくださいね。

監修者

yamataku

最新記事

• iOSエンジニアの仕事2021年5月24日転職に役立つIT系国家資格12選!!【難易度・必要な知識も紹介】

日本で唯一のiOSエンジニア専門スクール「iOSアカデミア」では、iOSエンジニアになるためのノウハウを完備！

現役エンジニアが受講生のスキル・メンタルをマンツーマンでサポートするほか、就職までのロードマップも用意しているので、未経験者でも安心して学習していただけます。

未経験からiOSエンジニアになった卒業生もたくさんいますので、興味のある方はぜひ一度無料個別相談を受けてください！

詳しくはこちら

詳しく見る